銀座・新三浦 親子丼(900円)

 

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 今度来ようと思いながら、考えてみると行ってなかったお店というのは、ふと店の前に来ると「あ!そういえば」という具合に思い出すのだが、この新三浦もそんな店の一つ。ということで、速やかに店内に入って注文したのは、親子丼。
 結構混雑していたのだが、注文してから目の前に運ばれるまで約5分と、思ったより短め。親子丼と椀物の蓋を取ると、卵と割下の甘い香りと、味噌のやさしい香りが広がる。半熟状態の卵と、鶏肉をご飯と一緒に口にすると…うーむ、正直なところ自分には甘すぎる。
 自分の場合、期待値をどれだけ満たしてくれるか、あるいはそれを凌駕してくれるかを、「ひるグッド」~「ひるベスト」という形にまとめているのだが、その期待値には、「自分の好みに合うかどうか」という主観に立った期待値と、「有名店なんだから」という客観的に形成された期待値がある。
 で、このお店の場合、割下を始めととした味が少し甘さ強めに設計されていると感じたのだが、それだけに甘さが口の中に蓄積するので、途中から飽きてしまった。という部分で、主観的な期待値から外れてしまっている。むしろ、大根、ごぼう、人参、豆腐、油揚げが入ったけんちん汁のほうが、主観的期待値を満たしていた。
 ただ、それは親子丼の不一致でへこんでいるだけ、「救われた」というものなので、フルに満たすものではないのだが。
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 一方、客観的な期待値を満たすかどうかについては、鶏肉は量が多いものの、噛んで更にエキス溢れるというぐらいに力があるとは感じず、玉ねぎも割下の甘味を膨らますというより、シャキシャキ感のためだけに入っている印象なので、味を活かしてという感じではない。
 この辺のさじ加減がどうかというのが、自分の有名店に対する客観的期待値になるのだが、この日一番、この期待値を裏切ってくれたのは、前の客のおしぼりが席に着いてから店を出るまで、ずっと自分のテーブルに残されていたことである。
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ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. ランチ「親子丼」新三浦@銀座

    今年でオープン20年を迎えるお店へ。 本店は博多にある水炊きの老舗で、1910年創業。 目的の親子丼を注文。 お味噌汁、香の物が付く。 鳥取の大…

  2. 華麗叫子 より:

    ワタクシも宿題店にしていたこちらのお店。
    最後まで読んであ、なるほどーと妙に納得♪
    ヒトとお店とは一期一会ですものね、
    takapu様がそのような印象を持たれても仕方ありませんわ。
    残念でしたわね・・・(涙)

  3. takapu より:

     【華麗叫子さま】
     どちらかというと、サービスが残念だったので店の印象が悪かったというより、サービスを別にしても、そこまで印象が良くはなかったと、自分では思っています。
     そして、それが「口に合わなかった」というものです。
     おそらく、叫子さまにも「好きなカレーのタイプ」と「苦手なカレーのタイプ」があると思います。
     
     でも、それは「完成度は高いんだけど、自分の好みとは合わない」というものかもしれないじゃないですか。主観的な期待値と客観的な期待値の組み合わせと、実食した印象のギャップって、そういうところを起点として来ているんです。
     で、この店の場合は「完成度が自分の想像していたよりも、?の部分が多く、しかも自分の趣味嗜好と合わない」ということで、こうなった訳です。
     そして、それに加えて、おしぼり事件も発生してしまったので、印象をいいとする要素が、自分に発生しなかったというのが、この記事の全てですね。

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