ひるどき高知シリーズ・その5 ~土佐の甘さは独特の食感から。はりまや町・「1×1=1」で食べるアイスクリンのトリプル~

   2014/10/31

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 オムライスを食べた後、雨が強まる中で路地を歩いてようやく見つけ出したのが、このアイスクリン専門店。
 アイスクリンという言葉には、アイスクリームという言葉とは違った魅力がある。それは、なぜ「クリン」なのかというものだったり、「なぜ、こんなに黄色がかっているのか」、「なぜ、アイスと名がつくのにアイスクリームと違ってシャクシャクしているのか」といった疑問から生まれるものである。
 「なぜ、高知でアイスクリンなのか?」については、このお店のページに譲るとして、ガラス戸を開いて店内に入ると、そこは配送用の伝票を書くための席と、持ち帰り用のアイスクリンが入ったコールドケースが置かれている空間。それは、小売店というより営業所といった趣の店舗となっている。
 ただ、そんな小さいスペースながらも、店内で食べることができたので、さっそく注文することに。
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 一番驚いたのが、このアイスクリンの豊富な種類。自分のイメージだと定番の味と抹茶ぐらいと、あっても2、3種類ぐらいだろうと思っていたので、とにかく迷うこと迷うこと… 結局、定番の「白」、ゆず、そしてコーヒー味を3段に重ねたトリプルを注文。
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 この、色鮮やかなアイスケースの中身を見ていると、本当に全種類食べたくなってしまう。器用にコーンに盛られるアイスクリンを眺めていると、昔、地元のイトーヨーカ堂の入口で、同じように盛られたアイスクリームを食べたことを思い出す。
 そして、綺麗に盛られたアイスクリンが慎重に手渡された。
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 アイスクリンは、アイスクリームと違って乳脂肪分が少ないので氷菓として分類され、それゆえに、色々な要因による温度変化による氷の変化が生じ、シャクシャクとした独特の食感が生まれることになる。
 当然、手渡されたアイスクリンも、見た目からソフトな印象よりもシャクシャクな印象を受ける。一番上の「白」を食べると、シャクシャクとした心地よい食感と共に感じたのが、バナナのコクと甘み。これは香料を使っているからなのだが、自分がコンビニで食べてきたアイスクリンでは感じられなかった味である。
 二段目のゆずは、氷菓ならではの軽い口当たりが更にスケールアップした味。一段目の白と一緒に口に入ると、味の展開が面白い。
 それは三段目のコーヒーにも言えることで、これ自体はホロ苦さを持ちつつも、軽さを持った味になっているのだが、「軽さ+あっさり」の味と「軽さ+ホロ苦さ」という組み合わせになると、なんか自分はすごいものを食べてるんだなぁという気分になる。でも、それがアイスクリンが持つ不思議な魅力なのだと思った。
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 持ち帰りや地方発送の際には、こんな容器に入れられるのだが、実直に歩む高知のアイスクリンを表現しているとすれば、この亀のキャラクターは素敵なマッチング。
 実は、高知行きが決まった時点で、色々なお店の情報を調べたのだが、一番気になったのはこの店の名前だった。で、その由来を店内に置かれていたパンフレットを見ると、「伝統一番、味一番、信用一番」で、1×1=1というものだった。
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ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. 早坂 より:

    これが以前にワコメさんの言っておられたアイスクリンですね。ワタクシも近々、高知ですのでぜひとも味わってまいりますわ♪
    厳密に食品分類で言うとラクトアイスと言うことになるのでしょうね。ジャクジャク感、美味しそうです!

  2. takapu より:

     【早坂さま】
     おっと!高知に乗り込む予定ありですね。ぜひぜひ、アイスクリンとひろめ市場と…12泊ぐらいの取材でいかれることをオススメします。土佐清水市には、まんぼうの丼なんかもあったりしますし。
     で、アイスクリンは実はラクトにも含まれないんです…というのは、アイスクリンは脱脂粉乳を使っていることもあって、えらく乳脂肪分が少なく、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスという乳製品三段活用(アイスクリーム類乳製品)とは別に、一般食品として分類されます。
     つまり…召し上がってみてください(笑)。

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