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小田原・第3回小田原おでんサミット 4地域、5種類のおでんを食べる

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 今から一ヶ月ほど前。桜がちょうど見頃を迎えた時期に、小田原城で開催されたのが、この小田原おでんサミット。
 
 これは、小田原市がご当地名物として売り出している、「小田原おでん」のプロモーション活動の一環として毎年開催されているもの。で、全国のご当地おでんが一同に介するということだったので、自分も小田原へ向かった。


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 会場に到着して地図を見ると、数多くのご当地おでんが集結。「これはテンポよく回らねば…」と思いつつ、とはいえ、やはり最初に向かったのは小田原おでん。
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 小田原おでんは、まだスタートしたばかりのご当地おでんということで、専門店は一軒しかなく地元の飲食店にて提供されているというものだが、このサミットの主催でもある「小田原おでん会」という組織は、各種イベント用に「おでんカー」という、屋台風の車を作ってしまったぐらいの熱い思いを持っている。
 で、このおでんカーで売られていた小田原おでんは、限定200食ということだったので、速やかに購入。
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 右から、しらす団子、珍味揚げ、海老玉、焼きアジつくね、そしてうずらが入った練り物。小田原おでんの特長は、ダシを強めに効かせたつゆで煮込んだおでんに、梅味噌をつけて食べることにある。この組み合わせなら、辛いつゆの味で疲れることなく、梅の酸味が練り物のクセを緩和させると共に、アクセントとして効果的に作用するという設計になっている。
 個人的に特に印象的だったのが、しらす団子。 
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 中には、たっぷりのしらすとネギが入っており、噛んでホロっと広がるその味が、あっさりダシといい組み合わせになっていた。
 次に向かったのは、北海道おでんのお店。
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 タネにクシを刺すスタイルのおでんは、静岡おでんをきっかけに御馴染みになりつつあるが、ここまで太めのクシを刺しているものを見るのは初めて。ということで、これも購入。
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 甘味噌をたっぷりとタネにかけた、イカ団子、つぶ貝、練り物を食べるのだが、一番印象的なのだが味噌の甘さ。疲れがいっぺんに吹っ飛んでしまうぐらいに、まろやかな甘さが強調されている。正直、好みに個人差が出る味ではあるものの、イカ団子のホロホロと崩れる食感が印象的だった。
 北海道おでんの隣の隣にあったのが、焼津おでん。
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 静岡のおでんといえば、黒いつゆ、黒はんぺん、ダシ粉で御馴染みの「静岡おでん」がパッと思い浮かぶのだが、「焼津おでん探検隊」という、焼津市の活性化を目的とした団体が展開しているのが、この焼津おでん。
 元々、焼津市は練り物に強く、これが静岡おでんを支えていると言っても過言ではない。そして、その代表が黒ハンペンである。で、焼津おでんには、この黒ハンペンを含めた「おでん三冠王」という、ナルト、カツオの心臓という、焼津が生産高日本一となっているタネが入っている。
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 串にささったおでんを紙箱に入れてもらい、ここでも甘味噌が注がれて、仕上げにダシ粉をふりかけて出来上がり。
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 味噌の甘さが程よい加減となっており、つゆがたっぷり染みこんだタネの味を濃さで広げている。そこにダシ粉のコクが加わることで、味が一段とスケールアップしている。
 カツオの心臓の歯ごたえや黒はんぺんの旨さもさることながら、ナルトの味がものすごく旨くなっているのが秀逸。正直、ここまでナルトが旨いと感じたことはなかった。
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 これは、小田原おでんのカレーバージョン。赤坂にもカレーおでんのお店があるのだが、ここのは通常の小田原おでん式で煮込んだタネの上に、ダシをベースにしたカレーソースを注ぎ込んだもの。練り物や大根といったおでんの具が、どっぷりカレーソースに漬かっており、不思議な味となっていた。
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 次に向かったのは、沖縄おでん。北は北海道から南は沖縄まで、全国のおでんが食べられるのが、こういったイベントのありがたいところ。
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 濃色のつゆで煮込まれた大根や足てびちがお碗に入り、お好みで島唐辛子の泡盛漬けが数滴落とされる。
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 見た目と違って、かなりあっさりとした味のつゆは、大根やてびちの味をしっかりと残した作りとなっており、おでんというよりは煮込みといった印象。また、つゆがあっさりしているゆえに、島唐辛子の辛さが極めて強く出る。
 と…この5件の時点でお腹は限界となり、残るお店を回ることができなかった。次回のサミットではどんなおでんと会えるのだろうか。
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takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 これまでの商品・コンテンツ制作実績等のプロフィールや、お仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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