富士宮市・第2回B-1グランプリと富士宮やきそばを巡るひる・たびさんぽ(その4)~まずは、6つのご当地グルメをいただきます~

 

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ランチフリークの皆様、お待たせしました。ひるどきでございます!!!!!!
さて、現在のひるどきは何位になっているでしょう?
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 富士宮焼きそばのお店2店を巡って、再びB-1の会場へ。戻りの時間は3時ちょっと前だったのだが、午前中とあまり行列具合は変わっていなかった。それでも、ステージの裏側にあった八戸せんべい汁の販売ブースは、若干行列が弱めだったので、まずはここから手をつけることに。


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 4人で行列に加わると、少し後ろで店員さんが何やら怪しげな動き。どうやら、売り切れ間近の模様。幸い、自分達のグル-プには影響なく、無事に4人分のせんべい汁を確保。
・青森県八戸市 八戸せんべい汁
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 肉も魚も野菜もたっぷり入った汁に、小麦粉と塩で作るせんべい汁用の南部せんべい(おつゆせんべい)を割ったものを、鍋に投入して煮込んだもの。ツボはこの煮込み方にあり、熟練の技術にて煮込むと、せんべいの食感がパスタのアルデンテ状態になるのが特長。
 このせんべい汁という名前に違和感を感じる理由は、おそらく「せんべい=厚焼きでしょうゆ味のせんべい」というインスピレーションが働き、それが汁に入るのでは?という違和感を感じるのではと思う。
 一口食べて感じたのが、そんな違和感を感じてしまう料理名からは想像できないほどの完成度の高さ。地鶏だしや野菜の旨みをしっかりと吸い込んだせんべいには、食感と味で大きな存在感が付与されていた。また、せんべいだけが際立っているのではなく、汁単品で飲んでも十分に旨い。
 イベントで調理されるゆえに、アルデンテよりは少しゆるめの食感だったのだが、逆に現地の個店で食べたいと思わせてくれた。
 ここからは、4人で分担して行列に加わり、できるだけ品数を稼ぐという作戦を決行することに。ということで、自分が向かったのは…
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 ゼリーフライのお店。この料理名を初めて耳にしたとき、「何かがゼラチンの状態になったものが衣に包まれており、それがフライとなっている」という料理かと思ったのだが、実はこれ、じゃがいもとおからにニンジンとタマネギのみじん切りを加え、銭型(つまり小判)に成型して揚げたものを、ソースが入った容器の中に、串カツのごとくドボンと投入して吸わせたものである。
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・埼玉県行田市 行田ゼリーフライ
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 約10cmほどのフライからは、ウスターソースの香りが広がり、がぶっと頬張ると、じゃがいもの甘みとウスターソースの酸味がしっかりと調和した味が、ホクホクとした食感から口の中に広がる。個人的にはご飯の上に乗せて、一緒に食べたくなってしまった。この一品もネーミングからは想像もつかない料理だけに、食べた人がウンチクの類を語りたくなるに違いない。
 次に行列に加わったのは、浜松餃子。行列の最中に浜松餃子のキャンペーンとして、チャイナドレスを着ていた女性に、「今から並んでも買えますか?」と尋ねたところ、「まだ、3分の1はありますよ!」という、心強い反応。一体、何個作ってきたのだろうか…
・静岡県浜松市代表 浜松餃子
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 見た目にはストレートな餃子なのだが、キャベツを中心にたっぷりの野菜で構成された餡が入っているので、噛んだ瞬間にはジュワっと野菜のエキスがあふれ出す。実は、自分は肉々しすぎる餃子だと、ラー油やらで変化を与えないと飽きてしまうのだが、これは皮がエキスを吸って旨くなることも含めて、妙にクセになる味。
 また、付け合わせでもやしを添えるのもポイントなのだが、個人的には野菜+野菜の組み合わせゆえに、「たっぷり食べた翌日でも、胃袋が平然としている」という、味以外の付加価値で押すのもアリなのではとも思った。どうやら、テイクアウトやドライブスルーのお店もあるようで、そういった意味で「料理が持つ付加価値感」の意味を考えさせる一品である。
 さて、集合場所には続々と各地の料理が集まってきた。
・静岡市裾野市 すその水ギョーザ
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 富士の裾野の裾野市でも、餃子は大人気とのことで、「我々が餃子好きであることを広めないのはいかんことだ」的に、裾野市の特産物であるモロヘイヤを皮に練りこんだ餃子を、水餃子として展開している。個人的には、厚めの皮そのものが具になっていたことと、餡が結構複雑な味に構成されていることが印象的。
 今回のB-1グランプリの出展料理には、地元で昔から親しまれている料理を使って地域おこしをする「発掘型」と、地元の名産品を創出して地域おこしをする「開発型」がある。このすその水ギョーザは後者なのだが、どちらの形にもメリットがあるのだが、それは後ほど。
・青森県青森市 青森生姜味噌おでん
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 競馬的に言うと、青森県勢2頭出しのうち1頭(まぁ、そうなると静岡は5頭出しになるのだが…)。少し甘めの味噌に生姜の刺激でエッジを効かせた生姜味噌がたっぷり。この料理の一番のツボは、食べてすぐに特長となる生姜と味噌の味が口に広がり、強い印象を与えること。
 ご当地おでんの数というのは結構な量で、4月に小田原でおでんサミットというイベントが開催されたほど。そう考えると、B-1グランプリ・おでんの部とか、B-1グランプリ・焼きそばの部とか、料理ジャンル別に分割開催するのも、その料理がもっとも旨い時期に開催することができるメリットがあるのではと思う(汁ものだと冬、焼きそばだと夏といった具合に)。
・福岡県久留米市 久留米やきとり
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 塩焼き+タマネギという公式を持つのが、この久留米やきとり。でも、それ以上に大きいのが色々な具を使ったやきとりを提供しているのが特長。
 今回は、変わり串としてダルム(小腸)が焼かれていたのだが、噛んだ瞬間に何ともいえない食感と、エキスの旨みを感じ、そこにタマネギの甘みがしっかりと加わるという、一種の暴力的な力を持った味。コレクション的に「オレは久留米やきとりの○○を食べた」と、語れるシリーズの料理であるのも特長なのだが、やはりそれは単純に旨いからこそ、特長がたくさん生まれるのだという点に行き着く。
 という6品がこの日のB-1グランプリで得た経験値。明日はどんな経験を得られるのか、楽しみは膨らむばかりとなる。
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ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. ちはやまこと より:

    青森の汁物で『せんべい汁』も良いですが、『いちご煮』も美味しいですよ♪
    あと『ゼリーフライ』って、お菓子みたいなのを想像してましたが全然違うんですね(^_^;)

  2. takapu より:

    【ちはやまことさま】
     いちご煮は、なぜか知らないのですが、未食なのです…
     おそらく、ウニは生で食べたいという頭の中にこびりついた既成概念というヤツが、邪魔をしておりまして…
     ゼリーフライは、某エプロンのおじさまも興味シンシンの地元食でしたが、この間テレビで見た同じ地元の「行田フライ」、ゼリーフライを上回る驚きを覚えました。

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