町田・コシード デ ソル パエリアのコース(3,150円)

05/01/2008東京,多摩地域,よるどき

 旨いランチと郷土食フリークの皆様、ひるどきでございます!!!!!! 
さて、現在のひるどき、順位はいかほどに?
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 町田近辺の住人にとっては、愛すべき老舗でもあり町田の看板とも言える地中海料理のお店、それが「コシード」。
 自分は、今まで行く機会がなかったのだが、年に一度という、離れすぎずのくっつきすぎずなペースで開催している友人との食事会で、初めて訪問しようと思い予約の電話を入れたところ、その日は貸切営業が入っていたとのことで、2号店であるコシード・デ・ソルの予約を確保。
 お店に入ると、小さい店内にはカウンターと4人がけのテーブルが2脚。カウンターに座っているお客さんは、それぞれの会話の中をしながら、目線はカウンター越しの厨房スペースで手際よく動く、シェフの姿を追っていた。 
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 さて、自分達が食べたのは、「予約はコースのお客様のみとなっておりまして…」とのことだったので、事前に予約したパエリアのコース。最初に運ばれてきたのは、前菜の三種盛り。


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 バタールの上に牛すじソースが盛られたもの、キュウリのスペイン漬「ペピーノ」、そしてジャガイモをアリオリソースで和えたもの。
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 ピリ辛の刺激によって、コクや旨みの深さが増した牛すじのソースが食欲を喚起し、トマトやレモンによる酸味とピリ辛の刺激が効いたペピーノ。そして、酢の酸味と主役の甘みとのメリハリが効いたジャガイモ。
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 マッシュルームのセゴビア風は、熱々グツグツで登場。マッシュルームの苦味が旨みとなり、クセを味わうといった趣。ここに、ニンニクの強さが絡むのだが、マッシュルームそのものの味が強いので、しっかりと「組み合わせ」になる。
 そして、マッシュルームを食べ終えたら、バタールをオイルに絡めて。オイルはあっという間に吸収され、バタールは自分のお腹の中へと吸収されていく。
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 鶏のプロヴァンス風は、鶏肉よりもレモンの酸味が効いたソースの印象が強く、このソースをあれに絡めてこれに絡めて…といった具合に、色々な組み合わせを想像させる。
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 一方のイカスミのパスタは、塩の強さではなくコクを前に据えた作り。まろやかな口当たりと絡み具合の楽しさ、そして、イカスミパスタを食べるとき特有の妙な緊張感が包み込む。
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 熱々のパエリア鍋で運ばれてきた主役は、エビ、ホタテといった魚介やパプリカがたっぷり。鍋にたっぷりとこびりついた米は、エキスをたっぷりと吸収し、焦げで味が一層濃くなった部分との食べ比べも魅力となっている。
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 食後には、ハチミツ入りの紅茶を。
 コストパフォーマンスもよく、アラカルトの料理の価格も極めて良心的。しかも、気取らずにお店に入って味を楽しむことができる。使い勝手がいいという言葉は、こういうお店によく似合う。
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著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu