都内某所・27時間前の牡蠣・鰤しゃぶ会

13/02/2008東京,多摩地域

 旨いランチと郷土食フリークの皆様、ひるどきでございます!!!!!! 
さて、現在のひるどき、順位はいかほどに?
 
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 ある日、こちらの方から「牡蠣と鰤しゃぶパーティーを開催します!」というご案内をいただき、参加される方を伺うと、カキタベ!をこのランキングに選出していただいた、こちらの方も参加されるということで、速やかに参加登録を完了。
 で、会場となるこの方の自宅へ伺うと、ワイシャツ姿で牡蠣剥きに奮闘するこの方の姿が。その後、こちらの裏カキタベニストも合流し、パーティの準備を進めているとこちらの方が到着。
 自分はノンアルコールビールで、他の方々はビールで喉を潤した後、料理を堪能させていただくことに。


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 カラっと揚がった手羽先は、ゴマの香ばしさとコクがタレの味に一層の深みを加え、骨にこびりついたお肉を残すことなく一本一本むさぼって楽しむ。
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 山芋とベーコンのソテーは、焦げ目が味も食感も引き締めており、飲み物を更に進めてくれる。
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 そして、生牡蠣は2種類。こちらは宮城の唐桑産のもの。細長い形のものが多く、滑らかな表面が口当たりの軽さにつながり、歯を動かすとシャクシャクとした感触に近い細胞の弾力を感じる。また、外套膜の厚さの割りに強い磯臭さがないので、全体にすっきりとした味になっている。
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 そして、兵庫は坂越産のもの。サイズとしては唐桑よりも気持ち小さめだが、味はこちらのほうが岩牡蠣に近く濃い。また、磯味を持っているものの、それが塩味に転化されているといった具合。
 で、このイベントのもう一つの目的は、「アイラ島のモルトウィスキーを、生牡蠣に注いで食べる」という、村上春樹の「もし僕らの言葉がウィスキーであったなら」スタイルを実践すること。
 ということで、ボウモアを数滴注いで口にすると、口の中でアルコールが液体から気体になるのと同時に、磯の香りと相まった複雑な香りが一瞬にして四方八方に膨らむ。そして残るのは香りと一体になることで、更に味が際立った牡蠣の旨み。
 お酒が飲めない自分ではあるが、度数が高い酒だと一瞬にして液体が飛ぶので、これであればという印象を受けた。レモンを絞った生牡蠣にはない魅力を備えたこの組み合わせ、一度は経験を。
 そんなこんなで、生牡蠣やオードブルを食べている間に、鰤しゃぶの準備が整いつつあった。
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 ブリの胃袋を裏返したものを湯引きにして、酢味噌と少しの塩で和えたもの。独特の強い弾力はそれだけで終わることなく、不思議な旨みとリピート力を持っている。
 そして、ブリの半身が綺麗に下ろされて登場。
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 あとは、赤い身を昆布だしにさっとくぐらせて、表面が白くなったら食べごろの合図。
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 生で食べるよりも旨みが増すというより、これは別物。胡麻油とわさびというスタイルで食べると、生の香りから胡麻の芳醇な香りになり、ワサビの刺激がブリの旨みを更に引き出してくれる。
 というところで、時計は23時となったので、家が遠い組は会場を後に。この後、牡蠣雑炊やえらく旨いコーヒーが登場したという話を聞いて、切なさが湧いてきたのが悩ましい…
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著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu