青森→十和田→八戸→弘前 しょうが焼きとナポリタンで、青森流カリナリーツーリズムをする約300キロ ~その5・日本にナポリタンを出すお店は星の数だけあっても、「ナポリタン」で食べるナポリタンはここにしかない!~

 

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 青森流カリナリーツリズム二日目。
 おそらくショウガヤキストにも、そしてナポリタニストにとっても、青森訪問のメインイベントは、このお店に来ることだったに違いない。通称、ナポリタンの聖地。それが、弘前公園の目の前にあるお店、ナポリタン。
 青森市から車で移動中、このお店のことばっかり話していたが、どうやら想像していたお店の姿というのが、ちょっと古めかしいレンガ作りの洒落た洋食屋さんというイメージだったらしい。でも、そんなに青森は簡単じゃない。


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 白い外壁の小さなお店、これが弘前のナポリタンである。それが証拠に…
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 このとおり。
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 店内だって、どこかサイケデリックな照明なのに、テーブクロスはギンガムチェック。このミックス具合が、ナポリタンというアイテムの無国籍な位置づけを象徴している。
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 でも、メニューを見れば、そこはナポリタン天国。イタリアの国旗が何ともかわいい。もちろん、注文したのはナポリタン。人気No.1の文字に誘われて、カルボナーラを注文するのは、2度目の訪問以降というのが流儀だ(と思う)。
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 このお店は、ご夫婦だけで最大16席程度を切り盛りしているので、少し出てくるまでには時間がかかる。その間、お店の一角にあるお客さんが書いたファンブックを眺める。
 そして、これを読むと弘前におけるこのお店の意味が、心に染みてくる。小説家のように巧みな表現でもなく、脚本家のように饒舌な言葉で書かれている訳でもない。
 でも、熱い思いが詰まっている。普通の「ありがとう」という言葉が、心からのありがとうに思える。
 そんな、ここに来るお客さんの心を虜にする一皿が、目の前に運ばれてきた。
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 しっとりとパスタに絡まるトマトケチャップ、シャキシャキのタマネギ、ピーマン、そして、プリプリのエビ。細かく刻まれたゆで卵が上に盛られているのもいい。
 フォークで一巻きして、一口食べるとスイッチが入る。コクがあって酸味も効いていて、脳内イメージと一致する素朴で懐かしい味。まさに、これが日本のパスタ。ゆで卵の甘さもパスタにありがちな単調感を消す役割以上に、この一皿に色を添えて豊かなものにしてくれる。
 そして、食後にはこのお店のもう一つの名物である、白いパフェを食べる。
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 ケチャップの紅とパフェの白、その意味で純日本的なこのお店は、弘前市の顔であると同時に、弘前をナポリタンの街にしている。硬い話をすれば、市の観光協会はこのお店の凄さを、もっと全国に発信すべき。
 でも、そんな話を別にして、このお店で食べるとみんなが笑顔になる。日本が生んだ国民食の一つを店名に据えたナポリタン。そこで自分は、次もナポリタンを注文すると思う。
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ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. eatnapo より:

    横からの姿はイメージとは180度違ってて、衝撃でした・・・
    >ケチャップの紅とパフェの白
    これ好きです。でもって、テーブルクロスも赤と白。
    もっと”ナポリタン”有名にならないかなぁ。

  2. Ginger より:

    ナポリタンで町おこし!
    これだけ愛されてて口コミ済みなので、観光協会の一押し欲しいな
    東京で青森フェアみたいな催しあったら、せんべい汁や焼きそばの他に、ナポリタンさんも来て欲しいなです
    でもYahooで”ナポリタン”検索すると、うちの”彼”がナポリタンさん抜いちゃってた。うれしいようなかなしいような・・・・

  3. takapu より:

     【eatnapoさま】
     横の姿は、更に生活密着型を感じさせるものですからね。
     弘前のナポリタンが有名になる条件は、単純にプッシュ体系だと思います。ただ、ひっそりたたずむからこそのナポリタンというのもあるので、このあたりが一番難しいところですが…

  4. takapu より:

     【Gingerさま】
     今のご当地グルメって、開発色が強すぎるのですが、ナポリタンのように地域に密着したお店が旗頭になって、でもお店には負担をかけずに上手く仕掛けるスキームというのを、観光協会に考えて欲しいですよね。
     確かに、青森フェアでナポリタンが出店されればうれしいですが、正直、こっちに住んでいる身としては、そんな簡単に東京に行って欲しくもないんです。napo氏も青森にあるからこその聖地巡礼だったわけですし。あと、その間が休みになってしまうのが痛いですし…
     語り部であるnapo氏が、どのように動いてくれるか、色々な意味で楽しみです。

  5. スカート子 より:

    ナポリタン!!
    懐かしい~~~♪
    学生の頃はよく行ってました。定番中の定番の味がたまらなくおいしいですよね!
    弘前にはずーっと変わらない、長いお店がたくさんあるのが魅力です。変わらないでいつまでもそのままでいて欲しいですね。
    takapuさん、よろしくお願いします(!?)

  6. takapu より:

     【スカート子さま】
     定番中の定番が、まさかの人気1位じゃない事実、実は訪問した全員が驚きました(笑)。でも、やっぱり最初は王道を歩むべきお店だと思います。
     ずーっと変わらないお店と、新しいお店が少しずつ融合しているというのが、弘前の印象です。
     あとは、この動きが弘大方面に更に動いてくれると(知らないだけかもしれませんが)、弘前市は学生にとってあらゆる意味でいいエリアですよね。

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