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大鰐町・山崎食堂 ここのもやし炒め定食は日本一!なぜなら、日本一味が濃い「大鰐温泉もやし」を使っているから。

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 青森駅から電車で約1時間、青森市内から車を使っても高速道路で約1時間。
 山手線1周の旅と同じ時間で到着するのが、秋田県との県境にある大鰐町。東北で2番目に古い大鰐国際スキー場や大鰐温泉という観光資源を持ち、上野→青森間の寝台特急・あけぼの号が停車する。そんな町である。
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 でも、どちらかと言えば「大鰐」という言葉から想起されるのは「赤字」という言葉。
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 先のスキー場や、実はそれ以上に赤字の原因となった屋内外流水プール等、一連のリゾート施設は町の財政を苦しめることとなり、今でも夢の跡はその姿を残したままとなっている(ただ、屋外プールだけは年に1ヶ月ほど営業しているが)。
 そんな具合に、赤字という表現はどうしてもネガティブの象徴となってしまう。
 でも、駅前にデンと店を構える山崎食堂は例外。ポジティブな意味で赤字という言葉が似合う。
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 店頭に貼られた「大鰐温泉もやし」の文字。これが鍵となるアイテムだ。で、実は自分もこれを目当てにやってきただけに、念のため的にお店の方に伺うと「まだ、大丈夫」という温かい返事。ということで、店内へ。


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 なんとも家庭的な店内。まるで親戚の家に招かれたかのような気分で、座敷席でくつろぎながらメニューを眺める。
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 食堂に小奇麗なメニューなんて似合わない。年季が入ったメニューがお店の2枚目の看板だと思う。
 そんなメニューには麺もの、丼もの、洋食、和定食…なんでもござれの状態となっている。自分の胃袋が4食入るようにできていれば、ここからも注文したかったものの、初志貫徹で大鰐温泉もやしを使ったもやし炒め定食と、最近登場したというモツ煮を注文。
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 約10分ほど待って目の前に現れた定食は、ディスイズ定食といったもの。ごはん、味噌汁、主菜、副菜、漬物。日本人なんだからこれで十分。
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 スーパーで売っているもやしなんて、比べ物にならないぐらい、土臭くてたくましいこの香りは唯一無比。そして、長いもやしを豚肉や油揚げと一緒に口に入れて頬張ると、シャキシャキとした歯ざわりが心地よくて、べらぼうに濃厚なもやしの味が広がる。とにかく濃厚。いやはや濃厚。
 この味がまた、熱々のご飯と相性がよろしくて仕方が無い。炒め物本体で2杯、おつゆで1杯、味噌汁やとろろで1杯。都合4杯はいけることになるが、ここでモツ煮が運ばれてきたので、ご飯への思いは一旦休憩…
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 なんて、できっこなかった。色々な部位が入るや豆腐も入るや、それが生姜で食べやすくなっているのだから。熱々のところをレンゲですくって、ハフハフ言いながら食べると、誰だって笑ってしまう味が待っている。
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 こちら、同行者が召し上がった大鰐温泉もやしラーメン。ダシが効いたスープにもやしのクセが絡んだところがたまらないと、顔に出ていた一品。
 この温泉もやし、大鰐町でも6戸でしか栽培していない貴重な野菜。それを、これだけ贅沢に使うのだから、自然体で赤字覚悟みたいなことをやっているお店。ただ、この6戸には後継者がいないとのこと。この味、このボリュームにいつまで出会えるのか、何とも言えないというのが現状である。
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 今、ようやく県が主体となって新しい栽培施設を1戸作っているが、文化保存の意味でも外貨獲得の意味でも、もやしを見かけたらできる限り高値で買いたいところ。単純にそれだけ旨いのだから。
 そんな感じに、大鰐にはすごい資源が眠っている。
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 おそらく、日本一素朴な迎賓館や、
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 通称「わにもっこ」という、やさしい手触りとデザインが融合した木製品を生み出す工房。
 あとは、時期が来るのを待つだけ。これだけ凄いものばかりの町が、このままで終わる訳が無い。いや、このままであって欲しくない。
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  • この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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