横浜町・道の駅よこはま 菜の花プラザ 限りなく純粋な菜種油は、この町の誇りであって、世界が守るべき一品だと思う。

 

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たっぷりのウニでご飯が見えなかったウニ丼と、海の恵みがたっぷりの歌舞伎丼を堪能し、仏ヶ浦の姿を拝んだ後、青森市に向かって走っていた車は、横浜町のある交差点を左に曲がり、ある道の駅に停車した。
道の駅よこはま、別名菜の花プラザ。
下北半島のむつ湾沿いにある、青森県横浜町の代名詞・菜の花を、冠に付した道の駅である。
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さっそく、館内に入りふらふらと歩き回ってみる。すると、菜の花が入ったシフォンケーキや、マフィンの姿。
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澤谷養蜂園の「菜の花生はちみつ」には、「超完熟」と「プレミアム」の文字。糖度85%の一瓶を迷うことなく購入。
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風が強い下北半島なので、生鮮食品は野菜が中心。こんな形のピーマンをサラダ用に購入。そして、何と言ってもこの館のエースはこの一品。
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横浜町の特産・菜の花から作られた、おそらく世界一ピュアな菜種油。原材料・食用菜種のみ、非焙煎、一番絞り、無農薬・無化学肥料のそれはまるで、あえてイバラの道を通っているかのような生産手法。
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そんな尊さを持って生み出された油は、深い色合いを放ちながら輝いている。
この油の美味しい食べ方を、道の駅の方に伺ったところ「やっぱり、熱を通さずにバゲットに浸したり、サラダに注いだりするのが一番。でも、天麩羅とかに使っても美味しいですよ。」
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ということで、サラダに注ぐ。
野菜の味に芳醇な香りとコクが加わり、食べていてこんなに油というものにパーソナリティが宿るものかと驚く。だから、お皿に油が残ったら、再び野菜を追加する。野菜を食べるというよりは油を食べるという具合に。
そんなイバラの道を通りながら、たくましく育ってきた菜種油。しかし、現実問題として大きな問題が立ちはだかった。実は、来年から農林水産省による「高品質なたね産地確立対策事業」による補助が打ち切られてしまうのだ。
元々、2006年からの3年間限定だったこの補助制度ではあるが、こういった制度がなくなってしまうことが及ぼす影響というのは、あえてイバラの道を選択している生産者であればあるほど大きく、この道を通る生産者がいなくなってしまうのではと思う。
そこで、何も対策を打たずに手をこまねいているわけではなく、「菜の花トラストin横浜町」という組織を作り、会員からの寄付金によって作付け、農業体験、搾油・販売といった活動を行っている。
トラストの2009年度の会員募集期間は、8月31日まで。正直、「なんでもっとこの記事を早く書かなかったのか…」という気持ちで一杯になっているが、一人でも多くの方に活動を知ってもらえれば幸い(一口3,500円で会員になると、一口当たり475グラムの菜種油がお手元に届きます。)。
黄色い畑の宝物は、それを誇りに思う人たちの手によって、その姿を黄金色の液体に変えた。そして、これを味わうことができる瞬間を、世界は待ち望んでいるはず。
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ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. 霞町 より:

    ども。
    ここ何回か行きました♪近くで仕事あったもんで。
    ホタテを購入したのですが、楽天で買った時より立派なのが安価で買えてよかったっす。
    菜種油はチェックしなかったなぁ~。残念。

  2. takapu より:

     【霞町さま】
     どもども。
     行き先が分かるような分かるようなという感じですが(笑)、次回はホタテ以外の菜種油やハチミツもぜひぜひ。
     今朝、プレミアムハチミツを開栓しましたが、とんでもなく…旨いですよ。

  3. こんなに褒めていただきありがたく存じます。地元の「道の駅」では「産地価格」にて販売させていただいております。
    値上げのご時世にナント昨年より安く販売しております。1人でも多くの方にお試しいただきたくて・・です。この油でつくったイタリアのパン「グリッシ-ニ」と、堅いビスケット「カントゥッチ」も販売しておりますので次回はどうぞお試しください。今後ともよろしくお願い申し上げます。

  4. takapu より:

     【菜の花トラストさま】
     いえ…とんでもございません。
     この油はすごいです。見事に調味してます。ということで、私も先日グリーンボトルを買わせていただきました。
     何でも合うというよりは、飛びぬけて存在感があるゆえに、全てに合わないわけがないという感じですね。
     これからも、思いを胸に色々と使わせていただきます。

  5. こんなに褒めていただいて・・・とても、とても嬉しいです。高価なナタネオイルになってしまい申し訳なく思いますが、農家さんが今後も継続して作付けし続けていただくためのギリギリの価格なのです。国産菜種の自給率は今や「0.03%」。横浜町で収穫した菜種を、搾る前にもう一度天日干し、おひさまの力を借りてさらに美味しく仕上げています。ただ今レシピも作成中です。どうぞお楽しみに。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  6. takapu より:

     【菜の花トラスト 宮さま】
     先日は、色々とありがとうございました。
     高価なナタネオイルとおっしゃいますが、一滴一滴の味に宿る深みやコクを知ると、「本当にこの値段でいいんですか!?」としか思えません。
     ある日、七戸のあるお店に足を運んだのですが、そこで口にしたサラダ。このオイルと大西ハーブ園のハーブという、最高の組み合わせだったもので、「!!」となってしまいました。
     確かに、国産野菜の自給率は0.03%という、低い自給率ですが、逆に言えばその数字は100%以上の生産者の思いが詰まった数字。
     だから、この活動には重みがあるんだと思います。そして、レシピも楽しみにしています。

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