十和田市・大昌園 バラヤキノトリコ

 

Pocket
LINEで送る

081228-01.jpg
前日の雪が路面に残るある寒い日、自分を含めた大人4人が車で向かった先は十和田市。目的は古くて新しいご当地グルメ・バラ焼き。
081228-15.jpg
十和田市民にとってランドマークと目されるお店に入り、テーブル席にどかっと腰掛ける。注文するのはもちろんバラ焼きだ。
081228-02.jpg
テーブルの真ん中には厚くて四角い鉄板。その姿から数分後の熱気を想像するのは容易だった。
081228-03.jpg
「おまちどうさま」という声と共に、おばちゃんが運んできたお皿には、大量の牛バラ肉と玉ねぎ。これが鉄板目がけて一気に注がれる。
081228-04.jpg
まだ、火が入った鉄板にコゲつかないうちに、まずは肉とタマネギをしっかりとほぐす。
081228-05.jpg
よく、カニを食べていると無言になると言うが、このバラ焼きも肉やタマネギをほぐしたりしているうちに、同じような心理状態になる。
もちろん、金網で焼く焼肉だって焼き方を極めながら肉と対峙していると、自分が網に乗せた肉の焼き加減が気になってしまい、会話どころじゃなくなる。ただ、バラ焼きの場合は、肉が線に接するのではなく面で接するので、更に会話どころじゃなくなってしまう。
081228-06.jpg
写真ばっかり撮っていた自分の担当エリアは、箸捌きが上手い方に対処してもらう。そう、金網の焼き肉と一番違うのがこのチームプレーだと思う。
081228-07.jpg
タレが焦げ出して芳ばしい香りを発すると、玉ねぎは飴色に変わり、肉は少しずつ褐色へと変化する。これが、金網焼肉だと自分の焼き加減で肉を引き上げればいいのだが、このバラ焼きはタマネギに肉の旨さとタレの旨さが乗り移った時点が食べごろ。なので、最初の一手が重要となる。
081228-08.jpg
さぁ、鉄板の上を一掃しよう。そんな幸せな戦いが始まる。
081228-09.jpg
甘辛のタレの味が、肉のエキスと絡んで旨さを引き出す。タマネギの甘さと絡んで、ごはんが進む味になる。上品な食べ方なんていらない、テーブルマナーなんていらない。必要なのは、肉が好きでそれと同じぐらいに肉のエキスが存分にからんだ玉ねぎが好きだという、ある意味でニッチな嗜好。
ジュージュー、ワサワサ、モグモグ、グシュグシュ…黒い鉄板を囲んで色々な音が繰り広げられる。こんなに肉を食べているのに、しつこさを感じないのが、タマネギとのコンビネーションがなせる技か。
081228-10.jpg
この日のメンバーは、焼き肉とスープの関係を重んずる顔ぶれ。なので、ワカメスープが並び、
081228-11.jpg
卵スープも並ぶ。このスープの熱さこそが体を更に温めて鉄板への勢いを増してくれる。
081228-12.jpg
焼き上がりから約7分で完食。でも、物足りないのであと2人前を追加。
081228-13.jpg
2ターン目は、少し早目に最初の一手を伸ばすことをオススメ。タマネギのシャキシャキした食感と瑞々しさを楽しむことができるからだ。
081228-14.jpg
戦い済んで、鉄板に残ったのはたくさんの旨みエキス。香りを鼻腔で受け止めながら、気分は早くも次の戦いへ。その舞台を選ぶには、このブログを参考にするのがいいかもしれない。まるで「ロードランナー」のように無数の舞台があるようだから。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • follow us in feedly

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。