五所川原⇔津軽中里 津軽鉄道・ストーブ列車に乗って ~その4_喫茶「駅舎」と、いつもの車両~

 

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芦野公園で列車を降りて、向かった先はホームの裏手にある喫茶店「駅舎」。
元々、この駅の駅舎だった建物が、地元のNPO法人「かなぎ元気倶楽部」の手によって運営されている。
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一歩、お店に入ると落ち着いた内装が出迎えてくれる。
高い天井と木の温もりの組み合わせだけでも、ゆったりと流れる時間に身を置くことができるが、このお店の空間を構成する一番の要素は、ホームに到着する津軽鉄道。窓越しに見える景色は自然の色彩と鉄道のオレンジ色の組み合わせとなり、最上のアクセントにもなる。
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そんなお店で注文したのは、津軽金山焼に注がれたコーヒーと、馬(ば)まんという肉まん。
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馬肉と高菜を味噌味で煮込んだ具が、たっぷりと包まれた一品。濃厚な味噌の味がしっかり染みた高菜と肉の強い味が、一口頬張るごとに生地と馴染み、やさしく包み込むような味へと変化する。水っぽさがまったくないので食べ応え十二分。
そんな、コンビニの肉饅頭と比べ物にならないこの美味しさは、
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こんな電話で誰かに伝えたくなる。
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再び、芦野公園で津軽鉄道の車両に乗り込み、終点の五所川原まで戻る。ストーブ列車では見えなかったものを、窓越しに楽しみながら列車は南に向けて走る。
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車両の先頭にはミニ文庫が備え付けられている。そういえば、沿線の駅にも文庫があり、この文化はさすが太宰を生んだ奥津軽といったところか。
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五所川原に到着。
ストーブ列車に乗車するのは、主に県内や県外からの観光客。でも、同じ車両から降りてきたのは沿線に住んでいる地元の方たちだ。どうしても、ストーブ列車の知名度ゆえに、イベント列車のイメージが強くなりがちだが、生活路線としての津軽鉄道もしっかりと機能している。
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ただ、周辺の人口が減少する中では、生活路線を維持するために、地域資源を活かしたイベントを仕掛けることで、鉄道に関与する人を一人でも増やすことが最善の策となる。
だから、鉄道会社の方々は全員が全員のベストを尽くして運行している。歩みを止めることなく、歩みが止まることなく、この鉄道は今日も走り続ける。
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そんな現場に、一人でも多くの方に足を運んでほしい。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. 一日一麺 より:

    駅舎はいぜん、「ラ・メロス」というお店でした。漫画本が多く、昼時の休憩に丁度良かったです。駅舎として再びよみがえったのが嬉しいです。

  2. takapu より:

     【一日一麺さま】
     ラ・メロス時代には特製のオムライスがあったという話を、以前に聞いたことがあります。
    そういえば、洋食系のメニューもいくつかあったので、今もあるのかもしれませんね…すいません、馬まんばかりが記憶にありまして(苦笑)。

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