静岡県富士市・アドニス つけ富士リタン(850円)

 

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「つけナポリタン」って知ってますか?
とある人に言われたのが、約1か月前のこと。「そりゃぁ、つけるもんじゃなくて、絡めるもんだろうと…」と思いつつ調べてみると、その正体は青森の地上波では見ることができない、この番組の企画で開発された新しいご当地グルメ。
で、その数週間後。とある仕事があって静岡へ。ということで、新幹線、東海道線、ローカル線の岳南鉄道を乗り継いで、「本家」とされるお店・アドニスへ。提供店の店頭に掲げられるつけナポリタンの幟が目に焼きつく中、店内へと向かう。
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もともと、この場所で数十年にわたって営業している洋食屋さん。なので、店内の照明もテーブルもイスも、昔からの味わいを保ったままで残っている。
壁には手書きでメニューが記されていたり、店頭のショーケースに老舗の風格が漂っていたりと、つけナポリタンの存在がなかったら注文に迷ってしまう要素がたっぷり。でも、ここは初志貫徹でつけ富士リタンを注文。
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注文してから待つこと約10分。ナポリタンの名前にふさわしくない色の麺と、器の姿が目に入る。その正体はというと…
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ラーメン用の粉とデュラム粉をブレンドしたという麺に、
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トマトがたっぷりと入ったスープという組み合わせ。あとは、これを
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こうする。麺の食感はラーメンでスープが洋食という組み合わせは、思った以上に相性がよく、麺に絡む静岡の桜エビの香ばしさがアクセントしてしっかりと機能している。
また、スープにはたっぷりのチーズや鶏チャーシューが入っており、開発された方がつけ麺屋さんだけに、ナポリタン的食材をつけ麺の要素で、上手くボリューム感を構築している。
ということで、ズルズルと麺を食べ終えた時点で、スープの残りは約半分。ということで、案の定ライスを注文して…
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リゾットへとなだれ込む。スープそのものの味が、鳥のダシも効いているのでライスにしみ込ませると、旨々な味になる。ちなみに、つけナポリタンを提供しているお店の中には、ライスをセットで提供してリゾットへの展開も推奨しているお店もある。
自分にとって、このつけナポリタンはご当地グルメとして考えると、正直なところ「?」がつく。基本的にご当地にちなんだ要素が強くないと、地元の人が目新しさだけに飛びついて、10年後も「オラが街で親しまれてきた料理」として、応援するのだろうかというのが一つ。やはり、桜エビだけしかご当地色が残らないのは、地元の食観光アイテムのあり方としていいのだろうかと思う。
もう一つが、食べ方3箇条みたいな話が書かれた紙が、料理と共に運ばれてきたのだが、「シンプルにガッツリと旨いものを食べる」という色合いが強いこの形の料理に対して、この3箇条は正直疲れてしまう。
とはいえ、きっかけとなる出来事がないと、地域に新しい食文化が根付かないのも事実で、ずんずんと進めているこの活動自体は、地域活性に動かない自治体に対しては圧倒的に有利なカードを手に入れたことになる。あとは、それをどうやって地元色を強めていくかというのが今の課題といったところか。
今後、どんな展開になるのかが気になるとともに、このお店で元々提供しているナポリタンと食べ比べをしたいところ。
ちなみに、実はこのお店で一番衝撃的だったのがアイスコーヒーを注文して、運ばれてきたコーヒーにガムシロが付いておらず、そのまま飲んだら劇甘だったという事実。正直、この味のほうが富士市を象徴し、富士市にお住いの方にとっては誇るべきものなのではと思った。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. eatnapo より:

    ぬわんとっ!
    アドニスにはつけナポと普通のナポがあるとですね。
    つけナポ食べて、ライス入れて、普通のナポ食べて・・・炭水化物トリプル(><)
    連食できないかもしれないですね。
    でも、早く行かなきゃー。

  2. takapu より:

     【eatnapoさま】
    元々、老舗な味のナポリタンがあって、それをベースにして作られたのが、アドニスのつけナポリタンなんだそうです。
    ゆえに、次回に食べるべきと思っているのは・・・やっぱり、ベースの味ですわ。

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