青森市・あんちゃん ポークソテー(1,200円)

 

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「青森市の住宅街に「あんちゃん」という飲食店があります、さて、どんなお店でしょう?」
このお店を知らない人は、おそらく居酒屋さんとかラーメン屋さんをイメージするかもしれないが、そのお店は洋食店。しかも、帝国ホテルの厨房で腕を磨いたシェフのお店だ。
だから、このお店に行くときは妙に期待が高まってしまう。どれを食べても旨いのは分かっているからこそ、今日はどんな旨さが出てくるんだろうと。
この日もそんな期待を胸にお店に行って、新しくメニュー入りしたポークソテーを注文した。
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まずは、手作りドレッシングが注がれたサラダ、日替わりの味噌汁ではなく、味噌仕立てのスープが運ばれてくる。シャキシャキと瑞々しい野菜や、鶏の旨みが効いたやさしい味を楽しんでいると、厨房に立ち上る火柱の姿が見える。
それから少しだけ待つと、「お待たせしました」という声と共に、すごいソテーがお目見えした。
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まるで、わらじのようなソテーの厚みは約2センチ。しかも、隣に添えられたナポリタンが、完全にメインと対等関係になった太っ腹な一皿。
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ほんのり甘口で気持ち酸味が効いたトマトベースのソースが、赤身の肉汁と脂身から溶け出すコクの旨みを高める。シンプルなソースだからこそ、肉とソースの両者がしっかりと主張された味になっている。
一口、また一口とグシュグシュ噛み続ける。それに比例してエキスが広がり、口の疲労感を忘れさせてくれる。
そんなソテーの合間に食べるナポリタン。
ケチャップだけが勝った味ではなく、バランスよくトマトの味が出た洋食屋さんのナポリタン。アルデンテから一歩やさしい食感なのに芯が通った食感。ベーコン、マッシュルーム、玉ねぎの定番具もしっかり絡む。
食べ終わりには、お腹には他のものが入る余地がなくなってしまうボリューム。ごはんが進む味を知りつくしてこその味だから、そんな量にもかかわらず一気に食べてしまう。
そういえば、あんちゃんとはあまり話したことがない。厨房に一人で立ち、一生懸命にフライパンから立ち上る火柱を操る背中を見ていると、声を掛けるのが申し訳なくなるからだ。だから、一品一品に熱い思いを込めるあんちゃんとの会話は、これからも皿を通じて続けていこうと思う。
でも、「ありがとうございました」と言ってくれるあんちゃんの顔、実はものすごく素敵だったりする。もしかすると、これを見るために通っているのかもしれない。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. icydog より:

    いいですねぇー、この堂々としたポークソテー!
    ジュワっとしたところを味わっているうちに、
    顎が疲れそうです。ナポリタンも茹で置いた麺ではなさそうな色をしていますね。
    実に立派なランチです。

  2. takapu より:

     【icydogさま】
     ありがとうございます。
     もう、堂々としすぎてお腹も堂々としたフォルムになってしまいます(笑)。ナポリタンの茹で加減もしっかりと仕事が効いています。
     ちなみに、実はこの日は夜に食べたのですが、昼はドリンクがつくといういたれりつくせりなんです。嬉しい話で…

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