青森県平川市・大十食堂 Aセット(730円)

 

Pocket
LINEで送る

090616-04.jpg
小説・津軽百年食堂。
今年の3月に発売されてから半年経過するが、今も津軽地方で代々続く食堂を舞台にしたこの小説を片手に、県内外の観光客の方が小説のモデルとなった食堂を巡る旅を楽しんでいる。
で、モデルとなった食堂の数は、全部で10軒。これが世田谷区ぐらいの面積に収まっているのであれば、交通の便もよく意外に簡単に回れてしまうのではと思うが、いかんせんそこは青森県。車で移動するのが基本形。
その中の一軒である大十食堂。
足を運んだことがある方も同じ経験をされたかと思うが、お店は交差点の角、しかも信号のある交差点なので、進入方向を誤ると少し駐車場に車を入れるのに技が必要だ。
で、このお店の名物が炭水化物+炭水化物+炭水化物という、ある意味で外国人クリーンナップのように破壊力のあるAセット。一瞬、たじろいでしまうものの、やはり名物とあれば食べない理由はない。
090616-01.jpg
注文して約10分で運ばれてきた盆には、これぞエネルギー源といった具合に、ラーメンと焼きそば、そしておにぎりが鎮座している。
090616-02.jpg
澄んだ色のスープのラーメンは、焼き干しダシと豚骨のマッチング。パワーと技がしっかりと両立したスープと、モチモチとした手打ちの麺とのバランスがいい一品。
090616-03.jpg
そして、焼きそば。こちらも手打ち麺。サラダ油ではなくラードを使っているのに、食べやすいのはソースのブレンドに技ありだから。ラーメンがあっさり型で焼きそばが強め型という具合に、実は緩急が効いている。
で、そんなペアにおにぎりが組み合わさる。漬け物も付いてくるものの、個人的にはこれが漬け物のポジションとなる。でも、スープとの相性もよし、ソースとの相性もよし。2個あってもいいのではと思ってしまうが、ここは炭水化物トリオだということを忘れてはならない。
090616-05.jpg
この食堂ができたのは、約120年前。十字路にあった馬車の停留場の近くにできたお店だということもあり、大”十”食堂。お昼時は駐車場は満杯なことが多いが、それを上回る食後の満腹感の魅力にはかなわないはずだ。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • follow us in feedly

コメント一覧

  1. Ginger より:

    貫禄?いや風格?
    ただただ圧倒されて感動のあまりコメントです
    次回伺う事があればぜひ最優先でコチラのAセット行かせていただきます!

  2. takapu より:

     【Gingerさま】
     王者の貫禄といったところでしょうか、このトライアングルには、歴史的な背景や料理という「ものづくり」へのこだわりが、たっぷりと詰まっています。
     ぜひ、第一候補でお願いします。これとBセットを食べるというのも面白いですよ(笑)。

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。