難波・自由軒 難波本店 名物カレーと手作りプリン(650+150円)

 

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毎日のように東京のランチを食べ歩いていた頃、新橋方面のお店を求めて歩いていると、3回に1回ぐらいは、このお店の看板を目にしていた。
ただ、「いつか行くからいいか・・・」という後回しの状況になってしまい、結局この店に入ることはなかった。
それから数年の時間が経過して、自分は自由軒・本店の前にいた。第二次世界大戦の際、一時は店舗が焼失してしまったというが、それを感じさせない空気がお店の回りには流れている。
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店内に入り席に座ると、座った自分の姿を見ることになる。というのは、テーブルの前側の壁には鏡があるからだ。そんなお店の作りにちょっと驚き、ちょっと戸惑いながら、名物カレーと手書きの紙にマジックで書かれた手作りプリンを注文。
蛍光灯の明かりの下、次々と店内に入ってくるお客さんの層は多種多彩。おじさんの姿もあれば若い女性の姿もある。余分に背筋を張る必要のないお店の空気があるからこそ、色々な人が持つ空気が入り混じり、そんな一日の積み重なりでお店の歴史が生まれるということを感じさせてくれる。
待つこと約8分、おばちゃんの声とともにカレーのお目見えとなった。
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ぼこっと窪んだ穴に生卵。そんな姿が印象的なのがここの名物カレー。これを混ぜて食べるのが本流。でも、最初の一口は混ぜずに食べる。スパイスの香りや刺激が、思った以上に早くピークに達し、思った以上にすっと抜けていく。そして、舌に残る余韻はしっかりとした存在感に包まれたもの。
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結局、二口、三口…と、ある程度食べてからカレーと生卵を混ぜることに。滑らかな舌触りとやわらかに変調する刺激。自分でも食べるペースが早くなったことに気がつく。ということで、完食。
それを待っていたかのタイミングで、プリンが目の前に。
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赤いさくらんぼのアイキャッチが印象的な一品。つるつるとした表面ではなくデコボコのある表面。でも、食べたかったプリンの姿と一致。刺激に慣れた舌をやさしい味で癒してくれる。
もしも、今の自分の住まいの近くにこんなお店があれば、間違いなく通ってしまうと思う。それはお店に入りやすい空気だからというのもあるが、お店の空気に触れつつお店の空気を作る歴史に参加したいと思わせてくれたからだ。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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