静岡県富士市・杉山フルーツ フルーツゼリー(ミックス・350円)

 

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最近、青森の食材が持つ魅力について
色々と考える機会があった。
当然、味が美味しくないといけないものの、
味以外の要素として、この要素を前に出している
ところが少ないなぁ…という感じで。
それで思い出したのが、
以前、自分も色々とお世話になっている、
こちらの方の紹介で食べた、静岡県富士市にある
老舗フルーツ店「杉山フルーツ」の名物商品・フルーツゼリー。
まるで宝石箱のようにイチゴや、キウイ、
あるいはピンクグレープフルーツなどの生フルーツが、
透明なゼリーにぎっしりと詰まった一品。
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少しハリのあるゼリーに閉じこめられたフルーツを食べると、
弾けるように瑞々しさやエキスがあふれ出す。
もちろん、果物屋さんのフルーツゼリーなので、
果物の味は言うことなし。
ゼリーのあっさりとした甘さが、
最初に舌に絡むゆえの反動からか、
生フルーツの甘さや酸味といった、
果物の特性がくっきりと舌に残る。
果物屋さんのフルーツゼリーと、
お菓子屋さんのフルーツゼリーは、全然別物。
やっぱり、果物屋さんという昔から続く
職業に対する信頼もあってこその一品。
そんな無形の価値が一杯詰まっている。
だから、食べているのはゼリーじゃなくて、
そのお店の歩みそのもの。そんな思いに包まれる。
で、青森の話に戻ると、
純粋に生まれた食材の販路が広がっただけのことや、
素材の味を損なうような変な加工をしたものを、
「付加価値」と謳っている商品が多くみられる。
極端に言えば、
何もしなくとも旨いことが凄いのに、
何もしないからこそ旨いことを理解してなかったり、
他者のお墨付きに甘えるばかりで、
更にパワーアップさせるための歩みを止めたり。
やればできる食材が、
信じられないほど揃っているのが青森県。
食材に関する特性の強さは全国随一。
でも、あと何年続けて外から「やればできる」と言われないと、
本気の遺伝子が目覚めないのだろうかとも思う。
自らが食材の可能性を引き出して価値を高めるのではなく、
単にそれらに関与していることを大っぴらにPRして、
自分の価値だけを高めている人を見る度に、
「ふざけんな」と思ってしまう。
東北新幹線全線開業まであと2ヶ月少々、
どうしてもそんなことを考えてしまう。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. yuki より:

    すごく共感!!
    そしてはがゆさもわかります。
    そうそう東北新幹線全線開業まであと・・・
    たのしみですね。

  2. takapu より:

    【yukiさま】
    このはがゆさを消すには、
    共感いただける方を見つけて、
    商品やサービスとして表現するしか
    ないんだろうなぁと思っています。
    昨日、今住む相模原も同じような環境だと気付かされました。
    難しいものです…

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