青森 ひるたび・さんぽ

青森県八戸市・八戸線に揺られて、蕪島へ。

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八戸駅から岩手県の久慈市までを、
太平洋に沿ってレールで繋ぐJR八戸線。
途中には、イサバのカッチャの本拠地であり、
旨い朝食が名物の、八戸市営魚菜小売市場を擁する陸奥湊駅や、
太平洋に沿って絶景が望める種差海岸など、
観光名所が鏤められた路線だ。
で、本八戸駅から、片道200円で足を伸ばせるのが鮫駅。
都内の鉄道路線で200円出して移動しても、
ビル街からビル街といった感じになりがちだが、
八戸では市街地から太平洋への小旅行となる。
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ボックスシートにゆられて6.3キロ。
工場地帯から生まれる白煙を眺めつつ、
窓越しに注がれる陽射しで身体が暖まると、
ついウトウトしてしまう。
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と、深い眠りについてしまうかもしれない寸前のところで、
鮫駅に到着。


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駅を出て左に曲がり、踏み切りを渡って、
ちょっと海に沿って走る道路を南に進むと、
見えてくるのは蕪島。
ウミネコの繁殖地として有名な地であるが、
先日訪問した際には、まだシーズンオフ。
なので、バクダンよけのビニール傘を借りることなく、
一段一段階段を上り、島の頂に建つ蕪島神社へ。
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いつもは、ここでお参りして終わりなのだが、
この日は神社を取り囲むように整備されている歩道を、
ぐるっと3周する「運開きめぐり」をすることに。
七福神が宿ると言われる「七福の岩」や、
遥か遠くに広がる海を眺めながら歩いていると、
あっという間に3周目も終わり。
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大きな蕪の石に挟まれながら、お参りすることに。
雄大な海の見える景色だからこそ、
その海が怖さをむき出しにしたら、
人間はひとたまりもない。
でも、そこから立ち上がるのが人間の強さ。
自然の強さが無意識のものとすれば、
人間のそれは意思に裏付けされた強さ。
明確な目的があるからこそ、色々な活動が起こる。
週末に封切られるこの映画のロケ地としても、
この蕪島や八戸の様々な場所が登場する。
実は、蕪島そのものは奇跡的に大きな被害がなかったのだが、
今回の震災被害に遭ってしまい、
スクリーンに映される姿が最後の姿となってしまった場所も。
そんな映画ということもあって、
興行収益の一部を被災者向けに寄付するとのこと。
この映画を見た方に、青森に足を運んでもらえれば、
八戸の復興への歩みは早くなるに違いない。
今の積み重ねが未来を作るということは、
映画の題材となった百年食堂でも同じ。
だから、今できることを。
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蕪島から見渡せる、この美しい景色を取り戻すために。

  • この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 地域食材・食文化をテーマにした商品企画・開発コンテンツ制作を、コンセプトメイキング、PRツール制作、取材、執筆、撮影、漫画原作制作、講演によって手がけています。 詳細プロフィールや、お仕事の問い合わせは下のリンクから。

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