練馬区/豊島区/板橋区 うどん ひるベスト!!!

石神井公園・うたた寝 かしわ天ぶっかけうどん(830円)

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4月まで住んでいた相模大野という街は、
いくつかのお店は自分のツボにハマったものの、
街特有の文化が駅前再開発で壊されてしまい、
正直なところ、単に利便性しかない街だった。
で、そんな街がちょっと退屈に感じてきたこともあって、
引っ越しをすることに。
毎日の生活が楽しく、街特有の文化があることを重視して
物件を探したところ、西武池袋線沿線にピタッとハマる物件を発見。
この数日間で引っ越し作業が一段落したところで、
沿線界隈を自転車で散歩しつつ向かったのが
このうどん屋さん。
店内に入ると、香川生まれのおかみさんが笑顔で出迎えてくれ、
座る席に迷っていると、ちょっとだけ威勢よく案内してくれた。
メニューを見ると、かなり豊富なうどんのバリエーションゆえ迷ってしまった。
一番人気らしいカレーうどんや、カレーうどんにごはんがついたセット、
あるいは、お店の冠を付したうたた寝セットなんていうものもある。
ただ、自転車で火照った身体で温かいうどんを食べたら、
ちょっと汗で身体が冷えるかもと思い、
かしわ天ぶっかけうどんを注文。
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「この時間帯は、おでんを一品サービスで提供してま〜す。」
という声に誘われて、鍋からおでんを選ぶ。
香川県では、うどん屋さんにおでんは付き物。
ということで、串に刺さった大根に目を奪われつつ、
玉子に手が伸びる寸前に、牛すじにしようと心変わりする。
そんなことをしているうちに、
注文したかしわ天ぶっかけうどんが目の前に。
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大きな器に麺が入り、その上にどっさりと
かしわ天とにんじんの天麩羅の姿。
そこに、讃岐富士のごとくの大根おろしがセンターに盛られ、
ネギにかつおぶし、そしてレモンが添えられている。
ぶっかけ出汁を注いで、ちょっと混ぜたら最初の一口。
引っ掛かりのない滑らかな口当たり、
歯で噛みきろうとするときの弾力、
そして、箸越しに感じるハリ。
このうどんには、一本一本にいい要素が練り込まれている。
大根おろしを絡めると、水分で出汁が薄まってしまうお店もあるが、
うどんを混ぜ合わせると、むしろ丁度いい具合に味のポジションが定まる。
だからなのだが、うどんをすする手と口が止まらない。
かしわ天も食べたいものの、まずはうどんだけを食べている自分がいる。
ようやく手が止まり、今度はかしわ天を一口。
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サクッとした衣には青のりが混ざり、
なんとなくふわっと香る磯の香りに、
丁寧に下ごしらえされた鶏肉の美味しさが重なる。
困った、これも止まらない。
もちろん、ニンジンの天麩羅も旨い。
更に、しっかり煮込まれ、つゆの味がこれでもかと染み込んだ、
牛すじに手を伸ばすと、その美味しさに心から感謝したくなる。
味噌ダレをつけるのを忘れていたことを、忘れてしまうほどに、
その味加減が自分の好きな加減だった。
そして、再びうどんに戻って残りを一気にすすったり、
締めのかしわ天を食べたり、レモンが甘かったことに驚いたり。
衝動と美味しさで一気に食べてしまったので、
おかみさんから「もっとゆっくり食べればいいのに…」
と声をかけられてしまったが、その顔は笑顔だった。
やっぱり、街を作るのはお店の人柄なんだと改めて思いつつ、
引っ越し先としてこの沿線を選んだことに、
間違いがなかったことが、何よりうれしかった。

  • この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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