高松へ、徳島へ、瀬戸内へ。 〜その3 徳島市・いかりや珈琲店 彩やかに印象が残る、白と黒のコントラスト〜

   2014/10/31

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2つのカフェを、約3時間の駆け足ペースで周ってみて、
おぼろげながらに感じたのは、
徳島の方には「珈琲と私」みたいなストーリーが、
一人一人に強くあるんだろうなぁと思ったのです。
大体の条件を満たしていればいいのではなくて、
「ここじゃないとなんか珈琲を飲んだ気になれない。」
という絶対的なご贔屓のお店があって、
その人にとって珈琲を飲むということは
その席に座り、その珈琲を飲みながらご主人とお話をしたり、
窓越しの景色を見たりする時間を過ごすことを指す。
という感じのものが特に強いんだろうと。
で、そんなお店の一つに間違いないであろうお店が、
3軒目に訪れた「いかりや珈琲店」。
賑やかな店頭に掲げられた大きな布には、
珈琲とコーヒーゼリーの店という文字。
もちろん、自分もこれに会いに来たんです。
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大胆な姿のコーヒーゼリーは、
たっぷりのバニラアイスによる、
白と黒のコントラストがくっきりとしていて、
一度見たら絶対に忘れられないルックス。
おそらく、語り草を通り越して、
「徳島にいるならば、食べておかないといけないんだろう。」
という存在なのではと思ったり。
(青森で言うところの、王味の餃子のような……)
早くコーヒーゼリーへ辿り着かんと、
バニラアイスを食べつつ、
少しずつ溶けていくアイスがコーヒーに混ざり合って生まれる、
白と黒のグラデーション。
薄茶色加減に混ぜ合わせたところで食べると、
アイスと調和したコーヒーの香りとほろ苦さが、
ぷるんぷるんの食感からふわっと広がり、
そこにお店のオリジナルシロップを注ぐと、
2つの甘さで味が立体的に。
食べ飽きると思ったら、全然食べ飽きないんです。
ルックス重視の一品かと思ったら、決してそんなことなく、
アイスの層の厚さが、融和した味に対する期待を膨らませる演出になっているので、
食後には登山のような達成感を覚えます。あと、ちょっとした満腹感も。
珈琲の奥深さを、楽しさという演出で魅せてくれる一品。
これは、素敵です。
食後、お店のすぐ近くにある書店で購入したのが、
「徳島 カフェ組」という一冊。
パラパラと読んでみると、広告色が強い編集ではなく、
色々な切り口で県内のカフェ・喫茶店を紹介した本。
写真に手抜きなく、テキストも愛に満ちた内容。
次回は、この本を片手にお店を巡ること確実です。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. icydog より:

    徳島がコーヒー消費県だったとは知りませんでした。
    それにしてもこのコーヒーゼリーの立ち姿はぐっときますねー。

  2. takapu より:

    【icydogさま】
    私も知人に話を聞くまでは、
    「徳島=珈琲、喫茶店、カフェ」のイメージを持っていませんでした。
    どちらかというと、魚カツとか…w
    コーヒーゼリーのように、
    一目でぎゅっと記憶に焼き印を推してくれる、
    印象的なメニューやお店がまだまだ眠ってそうです。

  3. 一日一麺 より:

    僕も同じく、徳島のイメージはスダチ、阿波尾鶏という鶏、すき焼きのような生卵が乗ったラーメンでした。
    珈琲店という響き、惹かれます。

  4. takapu より:

    【一日一麺さま】
    やっぱり、徳島ラーメンですよね。
    卵とお肉がのったあれですよね・・・
    でも、珈琲なんです。
    青森も、県単位で素敵な喫茶店を掘り起こすと、
    新しいことができるかもしれませんね。

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