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椎名町・cafeのら のらパフェ(650円)

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cafeのら
久しぶりの椎名町。
以前に訪れた中華料理店と反対側の駅前は、
工事によって道幅が狭くなっているものの、
長崎神社を起点に、大盛りの肉そばが名物の立ち食いそばや、鯛焼き屋さんなど、
立ち寄り心をくすぐるお店が立ち並んでいます。
で、そんな駅前のシンボルである商店街の入口に、
去年の暮れ頃にできたのが1軒のカフェ。
元々、この場所にあったという老舗の果物屋さんが、
カフェとして生まれ変わったものなんだそうです。
「いらっしゃいませ」の声が耳心地よく、
まるで井戸端会議のような空気に出迎えられる。
引き戸の先にある空間は、そんな感じです。
で、駅方面を眺められる2階のカウンター席は満席。
ということで、井戸端会議の末席に加わることに。
「このお店は初めて?」
「あ、初めてです。」
「このお店のことはどこで知ったの?」
「あ、ウワサで…(笑)」
優しい微笑みを湛えたおじさまは先代のようで、
果物屋さんらしい調子で声を掛けてくれました。
さて、注文したのは果物屋さんのカフェということで、
フルーツたっぷりの「のらパフェ」。
キンカンやキウイのフルーツ酢が置かれたカウンター越しに、
パフェが作り上げられていく姿を伺いつつ、
先代の奥様とおぼしき方と会話を交わしながら、
待つことしばし。
のらパフェ
目の前に運ばれてきたパフェは、大きく分けると三層構造。
出てくるまでにちょっと時間がかかったのは、
全てに丁寧な仕事が施されていたからです、
1層目は、丁寧にカットされたたっぷりのフルーツ、
その真ん中にバニラアイス。
柿やキウイ、あるいはオレンジやグレープフルーツの柑橘類、
そして洋梨にイチゴにパイン。
眺めるだけで幸せになのに、
果物の心地よい酸味や濃厚な甘さを口にすると、
たまりません。
2層目はたっぷりとイチゴが使われたお手製のシャーベット、
そこにバナナが隠れています。
シャリシャリのシャーベットが口で融けると、
酸味と甘味がすっと広がり、
1層目の中心にあったバニラアイスやバナナと混ざり合えば、
そのバランスの取れた味に唸ってしまいます。
そして、3層目はベリーのソースと小さくカットされたりんご。
ベリーの甘味が凝縮された甘さと、シャキシャキの食感は、
お腹と気持ちを十二分に満たしてくれます。
果物そのものの味と、個々の味を引き出す仕事の融合。
まるで地層のようなパフェの層は、
これまで積み重なった、
お店の時間を感じさせてくれます。
そんな体験をすることができる、
この井戸端会議の場所に、
早く戻ってきたいものです。

  • この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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