青森県青森市・シュトラウス ザッハトルテとホットアップルサイダー

 

Pocket
LINEで送る

シュトラウス-12.jpg
青森に2年間住んでいたものの、
残念ながら当時はタイミングが合わず、
一度も訪れることがなかったお店も、
たくさんあるものです。
その一つがこのシュトラウス。
以前からその重厚な外観が気になっていたのですが、
逆に自分にとっては、それが敷居の高さにもなっていました。
シュトラウス-10.jpg
そんなお店のドアに貼られていた案内には、
青森・浪岡ホットアップルサイダーの文字。
敷居の先にお邪魔するタイミングだったんだと思います。
こうなると、いよいよ入店しない訳にはいきません。
テイクアウト用のスィーツが並ぶガラスケースを横目に、
およそ青森とは思えないようなフロアで注文したのは、
ザッハトルテとホットアップルサイダー。
自分にとって見覚えなく、
ウィーンのカフェでしか味わえないであろう
メニューばかりだったので、
ちょっとした浮気心もあったのですが、
ここは初志貫徹です。
シュトラウス-11.jpg
たっぷりの生クリームに大きめのザッハトルテ。
チョコレートの甘く重厚な香りと、
ホイップの蓋越しに広がる、
ホットアップルサイダーの甘く爽やかな香りが、
テーブルの上で交わりつつあります。
ザッハトルテを口に運ぶと、
もう頭の中は美味しさで一杯です。
軽やかなホイップクリームをちょこっとつけて、
一口、また一口。
そんな、はやる気持ちを抑えてフォークを置いて、
ホットアップルサイダーを一口。
シーズンベストたる完熟りんご、
その全てを凝縮しているからこそ、
ザッハトルテのスケールをしっかりと受け止め、
心地よい酸味が余韻として奏でられるのです。
このお店のスイーツを手がけられているのは、
日本に数名しかいない、
オーストリア国家公認製菓マイスターである三浦さん。
クラシックがあってこその味なんだろうなぁと、
主の姿が消えたケーキプレートを見て感じます。
そして、青森•浪岡ホットアップルサイダーも、
浪岡りんごの美味しさを伝える、
いわばりんごそのものの媒体。
共通しているのは、
どちらも、本物を提供しているということ。
見えない努力と偽りのない尊敬がなければ、
こんなハーモニーは生まれないと思うのです。
そして、自分で勝手に作った敷居なんて、
飛び越えてしまうべきなんだなぁと実感しました。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • follow us in feedly

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。