日本橋・お多幸 とうめし(650円)と牛すじ丼(750円)

 

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お多幸-01
「困った時は、老舗に行け。」
ランチタイムのイス取りゲームは、
ちょっと迷ったら最後の一席が埋まってしまう。
そんなことも多々ありますが、困った時は老舗に行けば、
笑顔になれる率が高いものです。
で、ある日の昼に足を運んだのがお多幸。
元々、ごはんの上におでんのダシが染みた豆腐が鎮座する、
「とうめし」が気になっていたところで、ようやく訪問となりました。
お多幸-02
安定感と不安定感が両立する不思議な姿、
この器を見るだけで、顔には微笑みが浮かびます。
早速一口、ふんわり軽い口当たりの豆腐は想像以上の美味しさ。
じっくり浸かった甘めのダシが、じゅわっと染み出してきます。
豆腐に対する「主役のあるべき姿」みたいな拘りは無用、
物足りなさなんて皆無、大満足な仕事が鎮座しています。
そんな看板役者に合わせたごはんを頬張れば、
少し固めに炊き上がっている気遣いが嬉しく感じます。
べちゃべちゃになるなんて、粋じゃありませんよね。
じっくり煮込まれた牛すじと大根の煮物が、更にご飯を進め、
シジミの味噌汁を飲みながら、仕上げに味付け卵をぱくり。
お昼から贅沢な手仕事に触れられるなんて、
贅沢じゃありませんか。しかも、650円。
本当にありがたいです。
で、ある金曜日。
またもやお店に足を運ぶと…
お多幸-03
これはいけません、早速注文しなければ。


お多幸-04
いやぁ…もう、すごいことです。手仕事のオンパレード。
じっくり柔らかく煮込まれた牛すじとコンニャク、
そこにお豆腐。この組み合わせでご飯が進まないわけありません。
汗を滴らせつつ豪快に頬張って、
しじみのおみそ汁やたくあんで舌をリセットし、
再び勢いよく頬張る。
いい意味で体力を消費するので、
食後に飲む冷たいお茶がまた旨いんです(笑)。
これで750円、お財布の守護神に感謝。
どうして老舗がいいのかを思うと、
誰もが愛する味という、
絶対的な安心感があるんですよね。
未知なる味への冒険も大切ですが、伝承も大切。
みんなが無意識に発する美味しいの記憶は、リレーされるべきもの。
だから、これからも迷ったら老舗。
これなんです。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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コメント一覧

  1. 一日一麺 より:

    とうめしに牛すじを、何と魅力的な丼でしょうか。暑い夏にもぴったりかもしれませんね。

  2. takapu より:

    【一日一麺さま】
    まだ、猛暑が続いているのに、
    来年まで会えないなんて…辛い9月です。

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