新潟県新潟市・古町麹製造所 麹と祭と街の色。

 

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古町麹製造所-01
スターの雄姿が立ち並ぶ先には、
目を惹くロゴが立ち並んでいます。
ここは古町の中心街・上古町商店街
この商店街やまんがストリートのある古町通は、
シンボルたる白山神社を起点に、
1〜13番までの数字の付された東西に伸びる街区。
今立っている上古町は1〜4番が付された通り
(まんがストリートは5番街)、
神社から伸びる道沿いには、
新旧色々なお店が立ち並んでいます。
古町麹製造所-02
そんな通りの一角にあるのが、古町麹製造所
銀座の松屋デパートや自由が丘にも出店する、
麹の専門店です。
元々、この商店街もシャッターで閉ざされたお店が多く、
街が落ち込んでいた時期もあったといいます。
そこに地元出身で銀座で「銀座十石」を営む方が、
米どころの宝たる麹をテーマにオープンしたのがこのお店。
白壁の外観と店の奥にある麹を仕込む道具「こへぎ」の融合は、
麹が生まれるまでに欠かせない色や技術を、
店舗デザインに昇華させて、強い印象を心に残します。
さて、せっかく本店に来たのですから。
本店限定の麹と生クリームのスムージーを
飲まずにいられません。


古町麹製造所-03
シャリシャリとシャーベット状になった麹の旨味、
やわらかな甘さとクリームのコクが、
身体の芯まで包み込み、
ゆっくり冷やしてくれます。
丁寧に作られた味だからこそ、
暴れる仕草はまったく見せずに、
身体に馴染んでくれます。
いわば、これは涼やかな記憶のプレゼント。
いたずらにゴクゴクと飲む感じではありません。
麹を生み出してくれる、
色々な職人さんに感謝です。
古町麹製造所-04
さて、せっかくですから、白山神社に向かってみましょう。
町歩きに欠かせないマップも、この町では巻物のような姿。
一枚紙がペローンと重なっているよりも、
圧倒的に手に取りたくなります。
古町麹製造所-05
鳥居の姿が見えてきました、あれが白山神社。
どうやら、今日はお祭りのようです。
古町麹製造所-06
実は、お祭りの露店でお目にかかりたかったのが、
この「ポッポ焼」というもの。
黒糖味の細長いカステラのようなお菓子は、
新潟の露店に欠かせない大傑作。
青森でいうところの飴せんべいのような存在しょうか。
ただ、最低9本からじゃないと買えないようで、
今回は泣く泣く見送ることにしました。
…と、そんな話を新潟のとあるお店でしたら、
「あぁ、あれは9本ぐらいぺろっと入っちゃいますよ。」とのこと。
「迷ったら全部食べろ。」は旅に欠かせない格言です(笑)。
古町麹製造所-07
神社から再び通りに戻ると、
向こうから威勢のいい神輿の姿。
お客さんからご祝儀をいただいた時の締めの掛け声が、
汗と笑顔と共に商店街に響き渡ります。
お祭りというもの自体が、
神輿や山車の台数で評価されることもある昨今ですが、
一台の神輿の元に集まってみんなの心が一つになった姿こそ、
本当の意味でのお祭りだと思うのです。
古町麹製造所-08
路地から伺えるのは、生活空間に咲く天然色。
確かに、商店街には限りなくたくさんの色が詰まっています。
古町麹製造所-09
白き叫びが街を染めて、
古町麹製造所-10
褪せた壁の色が街の歴史を物語り、
古町麹製造所-11
食欲に訴える看板の色に誘われて、
次の日のエネルギー源を補給する。
古き良き伝統と新しきものの融合で生まれる日々は、
生活を彩る色の移り変わり。
たくさんの色で彩られた街は、やっぱり輝きに満ちているものです。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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