青森県八戸市・上舘せんべい店 集いの場

 

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上舘せんべい店-01
祝!八戸せんべい汁研究所!!
B−1グランプリin北九州

ゴールドグランプリ受賞!!!

昨日の興奮冷めやらぬ八戸の町、
当然、一日中せんべい汁の話題で持ち切りだったそうです。
今日の夜9時に凱旋帰青した八戸せんべい汁研究所のメンバーを、
多くの人が八戸駅で出迎えた光景は、
町を愛し町に愛される町おこし活動たることを、証明していました。
これから、八戸せんべい汁が更に美味しくなるシーズン、
特に夜になればみろく横丁や町の居酒屋さんなど、
至るところで自慢の一杯が楽しめることでしょう。
で、そんなせんべい汁で心もお腹も一杯になった翌朝。
本八戸の中心街から散歩がてらに、こんなお店に足を伸ばしてみると、
いかに八戸がせんべいな街かを、感じさせてくれます。


一見、何かの事務所みたいな外観ですが、
ドアの先にはソファー席や丸椅子席。
そして店内は熱い香気に包まれています。
上舘せんべい店-02
そのお店の名前は上舘せんべい店。
朝市どころたる八戸において、
一昨年まで鍛冶町の住宅街で開催されていた
片町朝市の名物は、ここの焼き立てせんべいでした。
その特長は、厚焼きでもちもちした食感。
小麦と塩だけで作られるこのせんべいの名は「てんぽせんべい」。
別名「餅せんべい」とも呼ばれるだけあって、
昔は腹持ちの良さで主食やおやつとして
食べられていたそうです。
そして、焼き上げる二枚型焼き機。
実はこのお店が発案したもの。
ここから色々な煎餅店に普及したそうです。
上舘せんべい店-03
さて、そろそろ熱々をいただきましょう。
ドリンクと組み合わせれば、もう煎餅のモーニングセット。
上舘せんべい店-01
手渡されるてんぽせんべいは、焼き立てのお餅のように、
手に粘り気が絡むことがなく持ちやすいのですが、
気をつけないと手から離してしまうことに。
唯一無二のモチモチ食感は、
子供の耳たぶのような…と何かに例えるのではなく、
「てんぽせんべいのような…」と、何かから例えられる対象。
ストーブで温められていたコーヒーを飲みながら、
手と口を経由してこの熱さを全身に送り込む。
風が強い八戸の地で身体を温めるには、すばらしい組み合わせです。
ということで、もう1枚追加。
上舘せんべい店-01
今度はコーンポタージュに浸しながら。
熱さに慣れた指先で、ポタージュの美味しさが絡む食感を楽しめば、
やっぱり2枚食べて正解だったと嬉しくなります。
てんぽせんべいという名前の由来は、天保時代の天保銭。
八戸せんべい汁研究所の木村事務局長も話されてますが、
町おこし活動とはゴールのないもの。
江戸時代の末期から続く八戸の食文化リレーは、
おもてなしの心がバトンの一つであることに間違いありません。
天保銭から金の箸への系譜はきっと必然。
人が輝く八戸の地に、更なる輝きが生まれたことを、
青森に縁のある一人として、心から喜び申し上げます。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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