新潟県新潟市・中華のカトウ 朝ラーの矜持

 

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中華のカトウ-01
朝からラーメンを食べる「朝ラー」。
炊き立てのごはんを食べたり、焼き立てのパンを食べたり。
それと同じように麺をすすり、スープを飲んで身体にエネルギーを満たす。
特に福島の喜多方や静岡の藤枝に定着する食文化ですが、
新潟にもそんな食文化が定着しています。
中心地・古町界隈で朝ラーを出しているこのお店。
黄色い看板に濃紺の暖簾、独特のフォントに歴史を感じつつ店内へ。
メニューは中華そばとチャーシュー麺の2種類。
これの普通盛りか大盛りだけ。
メニューの数が多いと迷うものですが、
シンプルゆえに迷うこともあるんだなと。
初めてということもあって、中華そばの普通盛りを注文してみました。


中華のカトウ-02
澄んだ茶色のスープに透けて見える幅広麺。
これが、表に書かれていた手打式というもの。
あとはタマネギとメンマにさやえんどう。
具だくさんの中にシンプルを感じるのが、
中華そばの気品だと思います。
中華のカトウ-03
レンゲでスープを一口飲むと、タレの強さではなく、
しっかりと地に足の付いた出汁のおいしさ。
そんなスープに馴染んだ薄平の麺。
強いコシや強いハリではなく、
スープと一体になって舌に絡む食感は、
独特の印象と共に優しく身体に馴染んでくれます。
滑らかな麺を一度啜り始めると手と口は止まらず。
タマネギの甘辛さをアクセントにしながら、
最後までダッシュで食べ終えてしまいました。
これで450円。本当にありがたい価格です。
121125-01.jpg
そして、これがチャーシュー麺。
薄平麺の蓋をするようにチャーシューが5枚、
滑らかな食感と、がっつりチャーシューのコンビネーション。
なんとも幸せな朝です。
喜多方や藤枝の朝ラーは、
地域の産業サイクルが背景で生まれた食文化。
新潟の朝ラーも同じなのかもしれません。
興味から関心、そして尊敬。
朝ラーという文化には、地域の矜持を感じます。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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