青森県青森市・ろばた鎌蔵のらくろ 

 

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130102 07
弘前から青森に戻り、
駅のホームから陸奥湾のほうを眺めると、
a-factoryの一帯が優しい色の灯りで照らされてました。
これは、青森雪あかりという冬季観光イベントのようで、
大小様々な灯籠が小径のように立ち並びます。
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灯りに見とれてすっかり冷えきった身体を暖めようと、
一軒の居酒屋さんに向かいます。
お店の名前よりも「のらくろ」や「黒猫がいるところ」。
そんな通称で語られるこのお店、
呑み屋慣れしていないとなかなか入りづらいかもしれません。
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カウンター席に座って店内を見渡すと、
壁にはサインやポスターや色々なブツ。
今までお店に流れた時間が、
雑踏のような形で凝縮されているかのようです。


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「ビールは入口のケースから持ってきてね!」
ケースに積もった雪の蓋を払って
東北限定ホップのビールを持って戻ると、
お通しのポテサラに生姜味噌おでんが待っていました。
男の手料理感たっぷりのサラダのボリュームと、
生姜味噌の温かさが心に染みます。
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今日できるお刺身ということで出してもらった3品、
イカの甘さとアジの脂、そしてマグロの旨さ。
醤油を上から注いで混ぜ合わせる豪快さが、
お店らしさだなぁと。
手を動かしながら、吉田類が来た時の話や、
昔話が止まらないご主人、
胸をパチパチと素早く叩く仕草がいい感じです。
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そんなご主人に作ってもらったのは、貝焼きみそ。
弘前でいう「たまごみそ」をたべることが多く、
ホタテの身が入った貝焼きみそを食べるのは久しぶりです。
薄めか普通かで味付けを尋ねられるのですが、
ここに来たら普通、つまり津軽の味で食べるべきです。
塩辛さではなく軸がしっかりした旨さが、
海苔の香りに乗って旅先の口に届きます。
酒が進むだけでなく、会話が進む。
隣に座るお客さんと、偶然に共通の話題があることに喜ぶ。
元々、青森市は青函連絡船による交易の地。
色々な方と交わることができるのは、きっと土地柄なんでしょう。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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