青森県青森市・樽 お刺身の記憶。

 

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青森で過ごした思い出には、
必ず美味しいものがセットになっていて、
帰省の際に立ち寄るお店を選ぶのに、
いつも頭を悩ませます。
そんな一軒がこの「樽」。
県外からのお客様に、新鮮な魚を味わってもらうと、
結構な頻度で訪れたものです。


年明け最初の営業日、お店の中は挨拶も兼ねてか、
常連さんとおぼしき方が楽しげに盃を傾けていました。
まずはお通しの3品、イカの醤油漬けだったりネギトロだったり。
甘さや旨味に弾力に、このボリュームと個性だけで十二分に楽しめます。
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そして、やっぱり欠かせないのは名物の刺身盛り。
白身のグラデーションにマグロの紅、そんなマグロは大間産。
テンションが上がらない訳ありません。
そこにイシナギにマダラの昆布〆めのような、
都内じゃなかなかお目にかかれない地魚が盛られているのがポイント。
レアな旨味を口にできる喜びや、ベストの状態で提供するコンディション作り。
ただのお刺身との違いは、鮮度だけではない心遣いが詰まっていることです。
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少しずつお刺身が減って行く頃合いを見て、
卵焼きを追加したり、
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カマンベールの天ぷらをちょっと添えてみたり。
すし居酒屋ということもあって、居酒屋メニューもしっかり充実しています。
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でも、締めくくりは今が旬のマダラの白子・たつ刺し
トロトロにとろけて、舌を白塗りにせんばかりのコクと甘さ。
ポン酢で引き出されるこの味は、冬の醍醐味です。
数年前、樽は今の場所に移転したのですが、
新しいお店の暖簾をくぐるのは初めて。
数年前の思い出と今年の思い出がようやく繋がった。
そんな夜でした。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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