岩手県釜石市・キッチンコリンズ 逞しき街のガソリンは、ほとばしる肉汁です。

14/09/2013岩手,東北,揚げ物,焼肉/焼鳥,よるどき

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地域の外で感じるイメージよりも、
釜石の地にはお肉メインの飲食店が多く、
例えば駅のほど近く、肉屋の二階にある食堂では、
分厚いカツが乗ったカレーが、
名物になっています。
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釜石駅から少し歩いた場所にある、
仮設の釜石はまゆり飲食店街。
その一角にあるのがキッチンコリンズというお店。
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地元の方にご案内いただいたお店の由来は、
前のオーナーさんが由来なんだとか。
貼り紙メニューが気になるのはもちろんですが、
グランドメニューがいい感じなんです。
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肉系の定食からピラフにカレーに、
正体が気になるコリンズスパゲティなるものまで。
ということで、訪れた4人でメニュードラフトを開催し、
貼り紙メニューとグランドメニューで
一夜限りのドリームチームを結成しました。
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突き出しの切り干し大根と塩辛をつまみに、
生ビールを飲みながら肉料理の登場を待ちます。


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まずは、ソーセージの盛り合わせ。
ピリッと唐辛子が効いたものまで、
皮に包まれた肉汁が勢い良く飛び出してきます。
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次に、豚肉の味噌ダレ焼き。
千切りキャベツと一緒に食べれば、
タレとエキスの旨さの瑞々しさは倍層。
ご飯が恋しくなりつつ、ビールは進みます。
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そして、サーロインステーキを注文。
合わせるソースはご当地ソースならぬご店舗ソースな、
コリンズ風ガーリックソースで決まり。
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北米大陸のような姿のサーロインステーキ、
東海岸から西海岸までキレイな焼き色で染まり、
脂身は差し詰め国境線のようです。
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付け合わせのスパゲティもそうですが、
洋食屋さんのステーキには独特の雰囲気があるものです。
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断面から溢れる肉汁と脂の甘さ。
ガーリックソースの香りが、
一口の満足感を高めてくれます。
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仕上げはカツサンド。
教科書のように整った切り口から溢れる豚肉の旨味と、
ソースのコンビネーションを、
パンと千切りキャベツの絨毯が受け止めます。
鉄の男に海の男。
身体が資本の逞しき男達を支えるエネルギー源は、
こんな感じのお肉料理。
日々復興に向けて歩みを進める街のガソリンは、
色々な肉汁なのかもしれません。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu