埼玉県さいたま市・来集軒 もやしらーめん(680円)

   2014/11/27

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電車に乗れば約20分、
東北新幹線に乗るために大宮に向かう車窓で、
何度も見てきた浦和の地。
狛兎が置かれている神社や、古くからのお茶屋さん。
始めて降りた地で見たあれこれに、
エキサイティングな気持ちになりました。
でも、一番はこのお店。
駅前のデパートの裏手にある通りに、
経年の格を感じさせる佇まい。
ガラスケースにディスプレイされたラーメンの丼を見れば、
その模様は雷門や龍ではなく、和な雰囲気に満ちていて、
そこに「五目そば」とか「野菜らーめん」とか書かれていると、
気にならない理由なんてありません。


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赤い紙に手書きのメニュー、流れるような白い文字は、
どれを食べても優しさで包まれる未来を約束してくれます。
注文したのはもやしらーめん。
近代的なラーメン屋さんでは見かけないネーミング、
ラーメン二郎だとマシマシの対象となる具材。
でも、こういうお店のもやしが一番ウェルカムです。
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端麗系のスープと麺の上に浮かぶ白いあんかけ。
大きな器のセンターで、もやしの白と豚のピンク色が輝いてます。
スープを飲めば鶏や野菜の旨味と甘味。
あっさりしていて飲み飽きそうもなく、
すっきりと感じる後味に、
研ぎ継がれた名刀のような切れ味を感じます。
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そこに、あんかけを絡めれば、
もやしの瑞々しさとほんのり塩味が交わって、
益々スープが止まりません。
そんな旨さを少しずつ吸って、
ぷっくりした食感へと変わる細麺。
最初の味と後半の味の変化の大きさに、
感心してしまいます。
次回は、五目そばかはたまたワンタンメンか。
チャーハンも気になるところ。
でも、何よりいいのがご夫婦で営まれているお店の空気。
昔気質なご主人の雰囲気も、奥さんが湯切りをするリズミカルな動きも、
居心地の佳さを生み出してくれます。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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