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雑司が谷・喜代○ 串カツとメンチ定食(680円)

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喜代○-01
雑司が谷の駅から護国寺方面に延びる弦巻通り。
かつて川だった場所が商店街となり、
その呼び名が通りの名前として残っています。
昔の地形がそのまま残る、少し曲がった道沿いには、
隣り合った2軒の居酒屋から始まって、
八百屋さん、パン屋さん、肉屋さん、お惣菜屋さん。
昔ながらの商店街がそのままの姿で、
地域の食卓を支える台所になっています。
そんな商店街は、平日と土日とでは微妙に表情が変わるもの。
平日じゃないと開いてないお店もあるものです。
いつもと違う昼下がり、向かった先は一軒のこじんまりした和食のお店。
木の扉を開けば、そこは小上がりになっていて、
下駄箱に靴を収めてテーブル席に座ったらメニュー選びの時間。
とはいえ、2種類の日替わり定食から、
気持ちと相談して決めるだけです。
ということで、メンチカツと串カツの定食を注文しました。


喜代○-02
大皿に鎮座するメインディッシュ2品、
まずは、メンチカツから。
玉ねぎと豚肉のミンチがたっぷり入ったその食感は、
牛肉しっかり系では味わえない、ふんわりしたもの。
甘みのあるエキスがしっかり包まれて、
ご飯との相性が抜群です。
そして、串カツ。
昔のブラウン管と同じ3:2の寸法には、
豚肉と玉ねぎが交互交互に収まっています。
一口目から最後まで、
ソースを織り交ぜつつ食べていて気がついたのは、
メインディッシュは豚と玉ねぎで出来ていること。
形を変えただけなのに、味の印象が変わるのって
やっぱり面白いものです。
そして、合間合間に食べる副菜も、仕事の効いたものばかり。
漬物、煮物、味噌汁。
出汁が効いた副菜と絶妙な塩加減が支える定食こそ、
理想形だと思います。
これで680円、丁寧な仕事に対する値段としては、
あまりにもお得すぎです。
それもあってか、小さなお店には
界隈にお住まいと思しきおばさま方が、
少しずつカウンターに集まりだして、
定食を食べながら井戸端会議が始まります。
もちろん、夜の料理も気になりますが、
昼に食べる喜びは、大沢悠里のゆうゆうワイドを聴きながら、
食べられること。
いつもと違う平日の昼、
自分にとっての贅沢は
こんな感じの時間を過ごすことなんです。

  • この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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