中目黒・目黒のさくら
東京メトロと東急東横線、
そしてみなとみらい線が直通運転を始めて、
1年以上が経過しました。
一昨年の春、中目黒の桜を見に来た時、
高架を走るのは銀色と赤の東急カラーの車両でしたが、
今は、目黒川沿いから見上げた先には、
青いラインの西武の車両が走ります。
混雑度合いは一昨年の記憶と同じか、それを上回る感じですが、
今年のさくらはこんな感じの胴吹きの姿を多く見かけました。
前回は人波をかき分けつつ、上ばかり見て歩いていたのに対して、
今年は少し余裕があったのかもしれません。
もちろん、川沿いには露店がたくさん。
飲食店の店頭では、テイクアウトしやすいソーセージや、
ビールを提供していますが、一角に町内会が出している露店を発見。
建物の雰囲気も手伝って、ちょっと駄菓子屋さんの一角っぽく、
まだ大々的に「まつり」と称してなかった時代は、
こんな感じだったのかなぁと、昔の姿を想像してしまいます。
でも、そこで売っていたのは獺祭の甘酒。
古き佳きものと今の佳きものが融合した紙カップ、
チビチビと舐めるように飲みつつ、
そんなことを思ったり。
青森にいたからなのか、母方が農家の出だからなのか、
大きな桜の木の下に軽トラが止まっている姿は、
いいなぁと思うのですが、荷台の側に回りこんでみると…
アスファルトに紫色の桜が咲いていました。
今年、東京の桜の見頃は4月1日。
なので、川面を彩る桜には、ところどころ新緑が入り交ざり、
小さな桜のいかだができつつありました。
ところで、中目黒のさくらまつりに
すっかり欠かせなくなったのが、
ロゼのスパークリング。
ということで、いちごポッキーが入ったものを。
泡で口を洗いつつ、飲みながら歩いていると
頬もピンク色に染まるというものです。
中目黒の改札を出て車道を渡るときには、
まだ少し白く染まっていた空模様でしたが、
光とともに青色が差し込んできました。
線路を挟んで反対側、蛇崩川との合流地点に移動すると、
さっきまですぐ側にあった桜が、
日常に彩りを添える一角が。
中目黒アルカスの商業エリアの二階に上がって、
駅の方角を見てみれば、高架を走るのは東武の車両。
普段あまり来ない駅ということもあって新鮮な光景です。
明日も開催する中目黒マルシェのテントを眺めつつ駅に向かえば、
青信号で渡ってくる人の数は更に増え、
ホームまで上がるのに一苦労。
そんな数時間の締めくくりは、ホームからの眺め。
電車が来るまでの2分間、
さっきまで見上げてきた桜の木々を上から眺めると、
やっぱり後ろ髪を引かれます。
来月も、どこかに胴吹き桜を見に行こうかと、
今から画策しています。