新橋・金ふじ いかじゃが定食(800円)

 

Pocket
LINEで送る

金ふじ-01
行きつけの定食屋さんってお持ちですか?
ラーメンにうどん、中華料理だったりイタリアンだったり。
お昼にちゃんと和定食を食べる機会って、
意外に少ないものです。
でも、時にはゆっくり一汁三菜な食事をしてみたい。
そういう時もあるものです。
三州屋とか岩戸とか、自分にとっての行きつけは、
カキフライを食べたり、冷汁を食べたり。
このメニューを食べたい!っていう時に暖簾をくぐることが多いものです。
一方、ふと昼休みに街を歩いていて、
こんな感じのお店を見つけたら、
入ってみたくなるものです。
小さな厨房で職人さんが手際よく料理を盛り付けて、
カウンター席に次々と並んでいきます。
今日注文したのは、いかじゃが定食。
この定食の名前、いい感じです。


金ふじ-02
煮汁の和色に染まったじゃがいもは、
しっかり煮こまれた証。
箸を当てればスッと崩れ、
ほろりと崩れたところを箸でつまめば、
イカの旨味が馴染んだ煮汁の旨さがぎっしり詰まり、
いもの甘さと組み合わされば、
ごはんが進まない理由はありません。
輪切りのイカに箸を伸ばせば、
押し返す弾力と、にじみ出る旨味とが
一口ごとに融合します。
半分ぐらいご飯を食べたところで、
生卵にお醤油を少し垂らして
かき混ぜたところで熱々ごはんに注ぐ。
一汁三菜の嬉しさから、
一杯の生卵ご飯の美味しさへシフトします。
高菜の漬物とコクのある味噌汁の香りも、
茶碗のスピードを早めます。
やっぱり、センターポジションはごはんですね。
最後はじゃがいもを一口で頬張れば、
満腹と満足が一緒に全身に走ります。
お店の外に出た後、やっぱり和むんですよね。
でも、家でも作れそうなメニューだと思っていると、
意外に作ってないことに気がついたり。
出汁を引いたり味噌を溶いたり、
漬物を刻んだり鍋でごはんを炊いたり。
一つ一つの調理所作が楽しいのも、
考えてみると和食の佳さ。
和定食屋さんの所作って、
普段の食生活を映す鏡なのかもしれません。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家
地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。詳しいプロフィールは下のリンクから。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • follow us in feedly

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。