飯田橋・マレビトコーヒー 機能美と美なる果実

 

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マレビトコーヒー-01
ある通りを車で走っていた時、
信号待ちの手前でちょっと気になるお店が目に留まる。
誰しもそういうことってあると思いますが、
自分にはこのコーヒー屋さんがその一つ。
飯田橋の駅と凸版印刷の間ぐらいに位置し、
ポロシャツのワンポイントにしたいような、
赤いロゴが貼られたガラス戸の先には、
小さなウッドテーブルと壁に飾られた何枚かの絵画。
無機質な外装から有機的でシンプルな内装に踏み入れる
十歩ぐらいの間に、お店の雰囲気に引き込まれます。
マレビトコーヒー-02
メニューも至ってシンプルに。
お店は深煎り系のタイプのようで、
マイルド、ストロング、ディープの三段活用が気になりますし、
もし今が冬だったなら、飲み比べをするんだろうと思います。
注文したのは、アイスコーヒーと
今日のスイーツとして用意されていたデーツ。
キャッシュオンデリバリー的に、
ドリンクと引換えにお会計を済ませます。


マレビトコーヒー-03
早速、アイスコーヒーを一口飲めば、
ストローから抜け出してくる、くっきりとした苦味と香り。
深煎りの何がいいかと言えば、この逞しさ。
そんな感覚を楽しませてくれます。
一方のデーツ、つまりナツメヤシのことです。
美容効果が高く女性向けのドライフルーツとされてますが、
まぁ、男性だって食べたくなります(笑)。
一口食べれば、小さな実に凝縮された濃厚な甘さが舌を駆け抜けます。
果糖とブドウ糖がたっぷりと含まれていることもあって、
まるで干し柿を食べたように甘さの密度が高く、
糖分がシャリシャリと歯に当たるような食感。
苦味がくっきりと浮き上がったコーヒーとの
相性はクセになります。
高速道路や大きな一般道沿いにもかかわらず、
静かな環境で最後の一滴まで飲み干せるというのも、
コンクリートの中に生まれたオアシスのような感じで、
なんとも居心地がいいもの。
こういうお店を見つけて、味を確かめて、
また来たいと思える瞬間に遭遇するまでのサイクルは、
本当に幸せなものです。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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