青森県青森市・ラァメンぼーんず TONKOTSU(650円プラス替え玉100円)

   2015/01/06

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青森に来ると体内の煮干しラーメンスイッチがオンになり、市内の名店に行ってズズッと啜る。
それが自分の常識なのですが、信頼するラーメン通から伺った情報は「ぼーんずのラーメンを食べずしてどうする」というもの。
ということで、ある日の昼下がり、自分の足はパサージュ広場に向かっていました。

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パサージュ広場も色々とテナントが入れ替わっていますが、かつて自分が通ったマッサージ屋さんの隣の隣に、お目当てのお店はありました。
小さい店内は平日のお昼であればすぐに満席になるそうですが、曜日と時間をずらしたおかげで席を確保。
食券機で真っ先に目が向かったのは、オススメされた”TONKOTSU”の文字。煮干しではなく、店名が謳うようにトンコツがメインです。
早速、食券を厨房に立つご主人に渡します。今年の初めまで青森市役所の裏にあった名店「ろぜお」。ここのご主人が一人で厨房に立たれて、一杯一杯に全精力を傾けています。

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運ばれてきたトンコツラーメン。何が印象的かと言えばスープの豊かな香り。都内のトンコツラーメン屋さんには、イヤな匂いをバシバシ出しつつ営業しているお店もありますが、ここにはそんな障害物はありません。
レンゲを浸せば小川のように滑らかに一口分のスープが溜まり、口に運べば濃厚なコクと旨味が舌に膜を作り、ゆっくりと浸透していきます。重たさが皆無なので、女性でもレンゲが止まらないタイプです。
バリカタの麺を引き上げて啜れば、今度は粉のまろやかな甘さとコクが一体に。噛めば噛むほど麺がひとつの塊となるような感覚。
キクラゲの食感やチャーシューに誘われながら、あっと言う間に麺は空っぽに。ということで、100円追加して替え玉を。

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別皿で運ばれてきたハリガネ。その硬さ、噂では喉に刺さる的なことを言われていますが、そんなことはなく心に刺さったのはスープとの相性でした。

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もちろん、辛子高菜を投入するのは2杯めから。刺激がトンコツスープの新しい味を引き出し、丁寧に作られたスープの懐の深さを再確認できました。

ラーメン通が話していたのは、「とにかくここのご主人はスープづくりが上手い。」考えてみると、青森のラーメンは麺を食べるという機能以上に、スープを飲んで身体を温めるという機能を強く持っています。
それ故なんでしょうか、煮干しという出汁にこだわり、素材の120%の力を引き出しているお店が多いものです。きっと、青森のラーメンを通じて食べているのは、高い職人さん達の技術なんでしょうね。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家
全国各地の伝承料理を中心とした、食材・食文化の魅力を伝えるコンテンツ制作や商品開発を通じて、人と地域の関係を深める食卓づくりをデザインしています。ウェブサイト「ホットサンドカフェ バウルー」「貝の王国 隠岐の島」や「百年食堂」も運営中。著作は「男と女のホットサンド」(フードユニット『やくみ』名義共著・グラフィック社)。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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