【レストランささ木/青森県五戸町】まさかの、あのお肉が食べ放題!!

28/09/2014青森,東北,焼肉/焼鳥,ひるたび・さんぽ

一見、ありふれた焼肉の風景ですが。

レストランささ木の食べ放題料理の冷蔵ケース

そんなお店の冷蔵ケース。レバーやハツといった豚の内臓にラム肉。その並びには主役のはずの牛肉の姿。ロードサイドの食べ放題店でも、なかなか見られないラインナップです。その中で一番取りやすい場所に置かれていたのが・・・

レストランささ木の馬肉

なんと馬肉です!ここは古くからの馬産地、五戸町にあるレストランささ木というお店。古くは農耕馬を食べ今は食肉用の馬を育てる地。そんな馬肉の食文化が受け継がれる土地柄、焼肉屋さんでも主役は馬肉となるわけです。

レストランささ木の食べ放題注意事項

そして、どのお店にもある食べ放題のルール。食べ残し時の追加料金はもちろんですが、独特な形状の鍋で馬肉を楽しむ義経鍋のルールが、馬産地らしくしっかりと。

レストランささ木の馬肉盛り合わせ

ということで、赤身肉を初めとした馬肉丸ごとオールスター盛りにしてみました。

しっかり焼いて頬張れば、和牛のような霜降り肉特有の甘さではなく、身が引き締まった赤身や内臓のエキス。咀嚼すればするほどその旨味が引き出されます。また、胃にもたれることがないので、食べていて不思議な健康感を覚えるという謎も隠し味になっています。

そういえば、あの源たれも元は馬肉を食べるために生まれたもの。このお店のタレも少し甘めの作りなので、馬焼肉のクラシックスタイルに触れた感じがします。あ、もちろん白ごはんとの相性も抜群です。

レストランささ木のシャモロックそば案内


存分に食べた後の〆めはシャモロックそば。この組み合わせの妙がたまりません。

レストランささ木のシャモロックそば

優しい鶏出汁が効いた甘めのおつゆと柔らかめの蕎麦で、顎の筋トレをクールダウンします。

夕方5時を過ぎたころには、お座敷は地元の方々で満席に。レストランということで、大小問わず色々な会合で使われることが多いようですが、つまりそれは馬肉の食文化がハレの食事として残っているということ。

しかも、家族で訪れれば無意識のうちに食文化継承がなされることに。色々な意味で素敵なお店です。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu