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幡ヶ谷・7CAFE まるで日本茶のように。

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クルマを持っていた頃は、給油はもちろんのことETCを取り付けたり、冬になればスタッドレスタイヤに変えたり。

四季を通じて普通に走らせるために欠かせないメンテナンスが多い一方で、「大きなカー用品店でいいや」みたいな感じでメンテ先選びに拘りはありませんでした。

一方、愛車がロードバイクになってからは、メンテナンス先として幡ヶ谷に来ることが多くなっています。パンク修理とかは街の自転車屋さんでも対応できるのですが、そこから先のメンテができるお店の絶対数がまだ少なく、一度お世話になったらずっとお世話になるという感じです。

で、この日もロードバイクを1時間弱預けることに。待ち時間にいつものLUGに行こうと思ったのですが、道すがらに見つけた看板を思い出して、7CAFEというお店に来てみました。

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店頭のポスターには、COE受賞の珈琲豆✕フレンチプレスという淹れ方の提案が。サードウェーブコーヒーが定着して豆への拘りを謳うお店は増えていますが、「まるで日本茶を淹れるように」という比喩との組み合わせを見たのは初めてです。

こじんまりとした店内にはカウンター席と、一組ずつ違ったペアで配置されたソファー席。メニュー選びの前にまずは席選び。アナログなチューナーアンプが目を惹いて、入口すぐの席に腰を落ち着けました。注文したのは、ケーキセットのおかわりコーヒーつき。選べる日替わりのケーキの中からガトーショコラにしてみました。

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豆の油膜で覆われたカップを口元に運ぶと、柔らかな香りが広がり、口の中ではすっきりした苦味と酸味が独特の感覚で広がります。

フィルター越しに豆の味を感じるペーパーやネルと違って、フレンチプレスで感じる味は確かに日本茶的な感覚。一口一口が海岸に打ち寄せる波のようにパワフルな深煎りの美味しさに対して、これは静かに流れる川のような美味しさ。ずっと飲んでいるうちに、段々と海に向かって河口が広がっていくようなスケールを感じます。

これは一杯じゃわからなかった感覚。おかわりつきにして大正解でした。ソーサーに添えられたゴマかりんとうが、2杯分置かれているのも嬉しい心遣いです。

そのお供のガトーショコラ。やや固めでしっかりした作りのものを食べる機会が多かったのですが、フォークを入れた感覚から違ってました。フワッと軽い口当たりからチョコレートの甘さがクリームのように滑らかに広がり、ホイップと絡めれば更に濃厚さが加わる味は、コーヒーとの相性抜群です。

この食後感は、メンテナンス後のロードバイクを見た後の感覚に似ています。信頼できる先を見つけて技術にお世話になる。それに惹かれるお客さんの幅が広がる。

提供する商品やサービスのアプローチの形はお店それぞれ。街の自転車屋さんとロードバイクのメンテナンスをするお店の商圏の違いみたいなものを、どことなく感じたものです。

  • この記事を書いた人

takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 詳しいプロフィールはお仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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