島根県隠岐の島町・隠岐プラザホテル 米どころ隠岐の島で食べる、もずく雑炊と藻塩米の朝ごはん。

02/11/2014島根,和食,ひるたび・さんぽ

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夕食は外のお店で食べて朝食だけを組み合わせる。

最近の旅行商品ではすっかり当たり前となったプランですが、それだけに旅先の宿で食べる朝ご飯は、いわばもう一つのメインディッシュ。非日常の地で過ごす一日の始まりを、優しく演出してくれます。

八尾川沿いに建つその姿が、西郷港からも一目で場所がわかる隠岐プラザホテル。ある日の朝の幕開けを彩る朝ご飯。それは、派手な色合いのものではなく、自然色に包まれた優しいものでした。

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イカの白から味噌汁と梅干しの赤まで、身体に優しい色の食材や料理がお盆狭しと並びます。その中でもやっぱり主役は、

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このもずく雑炊。隠岐の島で育った米にアゴ出汁の旨味がたっぷりと含まれた島のマリアージュ。もずくのちゅるちゅるコリコリした食感から、じわっと心と身体が温まります。

元々、家庭の食卓では日常的に作られている料理。もずく雑炊自体は色々な場所で作られている料理ですが、この地で作り継がれているオリジナルの味付けで朝を迎えられるのは、幸せなことです。

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で、あっという間に雑炊を食べ尽くしてしまったので、おかわりは藻塩米。

アラメ昆布と海水を煮詰めて作った塩を溶かした水を、水田で蒔くことでミネラルを含ませたお米は、まだ生産高が少なく一粒一粒が貴重な宝石。

ふっくら炊きあがったお米の軽快な甘さ、おかずの美味しさも相まって箸が止まりません。

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幸せな朝ごはんを食べ終えたころには、眩しい日差しで穏やかな海もすっかりお目覚め。旅先の朝食が美味しいって本当に素敵です。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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