広島県広島市・八昌 談 せんじがらと肉そばイカ天。

14/11/2014中国,鉄板/粉もん料理,よるどき

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数年ぶりの広島の夜。夕方、ホテルにチェックインした後、路電に乗って繁華街でお好み焼きを・・・と思ったのですが、迫り来る台風の影響もあって、駅前でお店探しをすることに。

いくつか候補があったのですが、駅ビルの閉館時間も軒並み早まったこの日、ようやく見つけたお好み焼きフロアのあるビルに向かいます。

到着すると、フロアを包むソースの香り。そしてカウンター席を占める修学旅行生。今は天気のことは忘れて、鉄板を囲んで楽しく思い出づくりといった感じでしょうか。

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さて、自分が訪れたのは「談」というお店。元々、予定していたのが「八昌」という地元の大定番だったこともあって、暖簾に文字をカウンターに空席を見つけたところで、速やかに腰を落ち着かせました。

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メニューを見ると、もちろんお好み焼きのバリエーションに悩むところですが、それ以上に気になったのがせんじがら。

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鉄板で温められてから目の前に登場したのは、ホルモンを油で揚げて乾燥させたもの。元々、肉の加工場が多い広島ならではの一品です。かなりハードな食感が口の中で柔らかくなるに連れて、独特な風味と共にお肉の旨みが少しずつ滲みだしてきます。長持ちするおつまみとしての機能性と食文化の融合が堪能できる、見つけたらオススメなアイテムです。

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その間に、注文したお好み焼きが少しずつ完成に近づいてきました。薄く生地を伸ばし、焼けたところにキャベツを山盛りに重ね、ひっくり返したら傍らでそばを焼く。やっぱり鉄板料理は作られるまでの動き自体が、上等な前菜です。

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たっぷりのネギが盛られてできあがり。注文した組み合わせは豚とイカ天の組み合わせ。焼きたて熱々、ソースの焼ける香りを浴びながら、一口頬張れば、これこれこれこれ!と、望んでいた美味しさにたどり着いた喜びに満たされます。

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そこに合わせたドリンクは、カープ応援カクテルのラインナップの中から、ラッキー鯉ボール。

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オタフクソースの容器と一緒に撮れば、広島で食べて飲んでます感が増幅される組み合わせです。

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団体客さんが来たところで、鉄板にズラッと並ぶお好み焼きのベストナイン。ラインダンスの振り付けのように同じ動きで次々と作られていく姿を見ながらお店を後にします。

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ホテルまでの帰り道、新幹線の車窓で見つけたローソンに立ち寄ると、圧巻の赤づくし。やっぱり、鉄板と共に熱く燃える街です。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu