山口県萩市・「花燃ゆ」の舞台を訪れるなら、まずは巡って遊んで食べておきたい10のチェックポイント その2/笠山山頂園地

22/12/2014山口,ひるたび・さんぽ

笠山山頂園地-01
萩しーまーとから海沿いの道を車で走ることおよそ10分。

天然の水族館と呼ばれる明神池の横を通り、少しずつ道に勾配がつき始めたと感じたなら、そこが笠山の入口です。駐車場に車を停めて階段を上れば、広い空に向かって力強く伸びる松の木が出迎えてくれます。

萩から下関までの間90キロに及ぶ海岸線、北長門海岸国定公園の中心に位置する笠山は、実は東洋一小さな火山という顔も持っています。元々、萩の土台は約1億年以上前の火山の噴火によって作られたもの。アジア大陸だったころの噴火から始まって、両足で立つこの場所が生まれたのです。

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この笠山の歩き方を一言でまとめれば「上か下か」。階段を登った先にある展望台で山頂よりも高い地点から景色を見下ろせば、

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眼前に広がるのはどこまでも続く青い空と、萩の六島と呼ばれる島々の姿。流れる風を深呼吸して取り込んでみたり。

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展望台の端から端まで移動するだけで、海と山が織りなす景色はその姿をガラっと変えて、太陽の光がスポットライトのように島の姿を照らします。

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海風を浴びながら、かつて陸続きだった場所の名残をまぶたに焼き付けたら、今度は下に向かいます。

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実は、この階段の先にあるのは噴火口。一段一段と階段を降りるごとに、辺りの空気も少しひんやりとしてきました。

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大きな口を広げる噴火の跡、深さ30米の底の様子は残念ながら網があるので見られませんが、不思議なほどに大地の力を感じることができます。

時間にすると20分程度で見られるのですが、そこに待つのは1億年分のロマン。萩の展望台と言えば、三角州が一望できる田床山の山頂展望台が有名ですが、こちらもオススメです!

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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