心斎橋・カステラ銀装の窯出しカステラの食感に、もっと早く出会いたかった…!

 

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実は、昔からカステラはあまり得意ではありませんでした。

子供のころ、ケーキのスポンジと生クリームの組み合わせに慣れていた口でカステラを食べると、生地の質感や風味が自分に合わないと感じ、今思えばそれが食わず嫌い期の始まりだったんだと思います。

もちろん、大人になった今では普通に食べるのですが、避けてきた時期が長かったためか、「積極的に食べたい!」と思うお菓子でもありませんでした。

カステラ銀装。

心斎橋で堂々たる名前のお店に巡り合い、窯出しカステラの文字と店頭で焼かれる姿に心はグラっと揺らぎ、一分経たずに二階の喫茶スペースに腰を落ち着けていました。

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白い丸皿にドンと構える四角いカステラ。一切れなのに頼りがいのある姿に、一口目へのワクワクが膨らみます。

生地にフォークを当てると目の詰まった生地の弾力に「おぉ!」と感嘆し、しっとりした口当たりから少しずつ生地がほぐれると、優しい香りと上品な甘さが広がっていきます。

 

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底には、大きめのザラメがたっぷり。立ち姿の安定感はこれも効いてるんだろうなぁ…と思いつつ、ザクっとした食感が食べ進めるリズムに心地よいアクセントをプラスしてくれます。

これに会ってなかったら、カステラの存在は自分にとってまだ小さいものだったはず。

「これは美味しい!」と感じながらカステラを食べたことがなかった自分にとって、このカステラは衝撃的でした。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家
全国各地の伝承料理を中心とした、食材・食文化の魅力を伝えるコンテンツ制作や商品開発を通じて、人と地域の関係を深める食卓づくりをデザインしています。ウェブサイト「ホットサンドカフェ バウルー」「貝の王国 隠岐の島」や「百年食堂」も運営中。著作は「男と女のホットサンド」(フードユニット『やくみ』名義共著・グラフィック社)。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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