新富町・「湊上むら」の真夏にも食べたくなるカレー南蛮

 

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あまり縁がない駅を訪れて、あまり縁のない場所にスマホの地図を確認しながら向かうと、道を2つぐらい間違っていたということもあるものです。

そうなると、今日みたいに雲に覆われつつも暑さがしっかり残っている日には、じんわりと背中は汗ばんでしまうもの。しかも、余分に歩いたせいでお腹の減りも速い。

身体が涼と満腹を求めているところで、一軒のお蕎麦屋さんに出会いました。

所以が深すぎる店名ではなく、おそらくはご主人の名前系。そんな安心できる佇まいに足は自然と暖簾の先に向かっていました。

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メニューを見れば、充実したセットの品揃え。その中でも大きくスペースが割かれているのが日替わりと週替り丼のセット。

今日、店頭のボードに書かれていたのは「串かつ」と「しらす丼」の文字。空腹の塩梅もあって気になるところです。

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ところが、表面のグランドメニューをひと目見れば、胃袋が3つぐらい欲しくなってしまいます。

日替わりセットを注文してマジョリティの側に立つか、冷したぬきや冷しむじなといった単品ランチメニューを食べてマイノリティになるか。

そんな中で目を惹いたのがカレー南蛮の文字。店内に貼られいていた夜のコースの目玉もカレー鍋。これはつまりカレーなんだなと。やっぱり自分は昔からマイノリティのようです(笑)。

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運ばれてきた器がテーブルに置かれるまでの一瞬に、鼻を横切るスパイスの香り。

たっぷりの豚肉とたっぷりの玉ねぎ、そしてたっぷりの輪切りのネギ。このカレーのつゆは気前の良さでできています。

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少しずつ絡めながら食べ進める中で感じたのが、つゆとそばとの絡みやすさ。

とろみ加減がほどよく、麺が抵抗することなく絡むので、食べる前から跳ね汁がワイシャツにダイブ!なんて心配もありません。

比較的食べやすい温度なので口の中が火傷することもなく、余分な汗が出ないのも安心。額に汗が滴ることなく、食べるのに疲れない。これ、夏場のカレー南蛮の必須だと思います。

で、旨みとスパイスはしっかり。なので、そばと具を食べ終えた後には、最後の一滴まで飲み干します。これで、小ライスのオプションがあれば…確実にダイブしていました。

真新しい高層マンションが立ち並ぶ界隈ですが、このお店の歴史は古く創業はなんと明治時代。今が四代目とのこと。

東京スカイツリーのすぐ近くにある、スカイツリー天丼で有名な「上むら」というおそば屋さんは、このお店の系統なんだそうです。

八丁堀と新富町の二駅分のオフィスワーカーの胃袋を満たすのは、こういったパワフルなラインナップ。もちろん、自分もこの界隈に住んでいればフラっと訪れたくなります。

ビルは高いが敷居は低い。そんなお蕎麦屋さんが私は好きです。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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