島根県隠岐の島町・フェリーを降りたら、まずは「味太郎」のちゃんぽんを。

 

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味太郎-01

島根の島後・隠岐の島町に仕事で訪れるようになって結構な回数になるのですが、未だに足を運んだことが無かったお店がありました。

いつも島内をご案内いただいている方曰く「ここは週一回食べたくなるんですよ」。それがこの店、味太郎です。

味太郎-02

メニューを見れば、みそチャーシューの次に並ぶちゃんぽんの文字。実は、隠岐の島はちゃんぽん文化圏。島内にはラーメン専門店がなく、その代わりに食堂やお好み焼き屋さんではこれを良く見かけます。

この日は11:30ごろに訪れて、まだ店内の座席には余裕があったのですが、隣の西郷港にフェリーが到着してからの数十分がピークタイム。ちょうどランチタイムと重なることもあって、あっという間に満席となります。

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とんこつスープの海の真ん中に盛り上がるのは、たっぷりの炒め野菜の山。海に囲まれながら、讃岐冨士と呼ばれる大満寺山といった数多くの山が見守る地。そんな隠岐の島を象徴しているかのようです。

トンコツの香り立ち上るスープを一口飲めば、胡椒がキリッと引き締める優しいコクが広がります。思った以上に飲みやすいので、なかなかレンゲが止まりません。

麺を引き上げれば、モチモチ系ではなく中太のしなやかな麺。軽快に口の中に向かって飛び込んできます。

そして、炒め野菜はキャベツにもやしに豚にイカにと盛りだくさんですが、やっぱり、ちくわとカマボコの練り物コンビがアイキャッチ。

シャキシャキの食感とムニムニの弾力は、もしもちゃんぽんの麺抜きスープがあったとしたら、丼メニューの傍らにいてほしい。そう思わせる頼りがいのある存在です。

最初から最後まで重たさを感じることなく、スープまで飲み干して完食。周りのお客さんも一気呵成に食べ尽くしたという感じの表情です。

フェリーから島が見えるようになれば、デッキに移動して眼前に広がるパノラマが旅の醍醐味。

もちろん、これからの時期は海風が身体を冷やすところですが、この一杯をたいらげれば、あっと言う間に島内を巡るエネルギーはフル充電。

ご案内いただいた方曰く「これは島のソウルフード」。家庭料理が持つソウルフードの意味とは違った存在ですが、心も身体も温めるという意味では、どちらもかけがえのないもの。食べればきっと、隠岐の島の人になった気分になれるはずです。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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