岩手県釜石市・海の幸と町の粋がぎっしり!「釜石海まん」の商品発表会に参加してきました。

 

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数年前に仕事で三陸を訪れて以来、すっかりご無沙汰していた自分の元に、「釜石の海鮮中華まんじゅうの発表会をやるよ!」というお誘いが。

ということで、会場となる北参道にあるkurkkuHOMEへ。白地にカラフルな商品ロゴは、賑やかな街なかでも目立つものです。

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受付を済ませたところで、目に飛び込んできたのは2台の蒸し器。今日の主役がアツアツになるに連れて、会場の熱気もじわりじわりと高まります。

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そして、スタッフの方が身につけていた釜石海まんのロゴ入り前掛け。これは欲しくなります。

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今回誕生した海まんは、復興応援キリン絆プロジェクトの支援を受けたもの。

震災からの復興を目的に、釜石に六次化研究会という任意団体が誕生したのは、今から約3年前のこと。

商品開発やブランディングの研究を重ねる中で、キリン絆プロジェクトから支援を受けてプロジェクトが立ち上がったのは、去年の6月でした。

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商品開発に関する企画ミーティングや研究開発を経て、辿り着いたのが海鮮中華まんじゅう「釜石海まん」。

この事業を継続するために設立されたのがKAMAROQ株式会社

釜石市内の食品製造・加工会社6社が原料や加工技術を持ち寄り、それぞれが得意とする販路を開拓することで、単に作るだけという事業ではないスキームが構築されています。

「今回の事業の目的は地域で販売体制を作ること。この基礎作りができれば地域で色々なものが生み出せる。」

そうおっしゃっていたのが、KAMAROQの代表取締役でもある中村さん。

金融やマスコミ、商社など多様な経歴をもつ方々が、自治体を始めとする地域を支える方々と協力しながら、釜石のコミュニティの活性化や産業支援に取り組む「釜援隊」のマネージャーでもあります。

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中身を紹介しする三陸いりや水産の宮崎さんからは、未活用資源の有効活用や、生地に使われているはまゆりの酵母といった、商品に纏わるキーワードをご紹介。

「一つの会社だけではなく、みんなで取り組んでこそ地域のブランド。」と語る姿には、今回のプロジェクトへの強い思いが伝わってきます。

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ここからは、商品とプロジェクトに対する激励メッセージが続々と。

まずは、「海まんが完成した。という話を副市長から聞いて、『自分がこの発表会に参加しないと!』と思った」とおっしゃる、釜石市の野田市長。

このプロジェクトに対する期待は大きく、「地域の人が自分で業を起こすことが重要で、企業誘致への依存ではなく自分で業を作る。それが復興。地域の中でこのプロジェクトがモデルになってくれればと思う。」

熱い期待を込めたメッセージがありました。

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この後、プロジェクトを支援するキリンや日本財団、そして一般社団法人RCFの担当者から次々とメッセージがありましたが、皆さんに共通していたのが、このプロジェクトに対する釜石の熱さの凄さを語る姿でした。

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そして、最後に登場したのは小泉進次郎議員。

「復興政務官だった一年前に海まんの試作品を食べたからこそ、この一年間の頑張りを強く感じる。」元々、被災地を縦横無尽に動きまわり、復興支援には誰よりも情熱を持たれていますが、まるでに自分のことのように喜ばれていました。

ちなみに、東京で開催されたラグビーの釜石シーウェーブの試合を、前日に観戦したこともあって、「釜石の試合会場でも、この海まんが販売されてほしい!」と、力強く締めました。

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ステージイベントが終了したところで、ここからは試食タイム。

キッチンが慌ただしくなるにつれて、蒸したての香りが会場を包みます。

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試食ということで3種類を1/4ずつだったのですが、「別に一つずつでもよかったんですよ。」

…と、心で呟いたのは仕方がありません。美味しそうだったのですから。というか、結局2皿食べました。

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まずは、泳ぐホタテのアヒージョまん。

頬張った瞬間に口に広がったのは、確かにアヒージョならではの香りです。

餡の主役は、知名度が全国区になりつつある、ヤマキイチ商店の「泳ぐホタテ」。魚醤に浸かったホタテの逞しい弾力と釜石産椎茸の歯ざわりのマッチング。

ニンニクの風味豊かなオイルをまとった海と山の幸が口の中を喜ばせます。
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お次は、三陸天然鮭のグラタンまん。

「いい鮭を使っている」という話があったのですが、こちらは鮭の香りがリードします。

ホワイトソースの中に鮭の美味しさがしっかり馴染み、隠し味の味噌のコクが深みを与えてくれる餡は、お子様が喜ぶタイプの美味しさです。
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そして、三陸極鮮炙り鯖のカレーまん。たっぷりの鯖をカレースパイスで軽快に。非常にビール志向に作られています。

三種類を食べて感じたのが皮が美味しいということ。ふわりとした口当たりから、餡と一緒に頬張るごとにモチモチの食感と美味しさが生まれる中華まんじゅうのメソッドの中で、これは主役を包むためだけの存在というより、どちらも主役といった仕上がりになっています。

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三種類の海まんを試食した小泉進次郎議員も、会心の笑み。いわゆる、間違いのないというやつです。

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「『ウチの実家のある釜石には、こんな中華まんじゅうがあるんだよ。』と皆さんに言ってもらい、色々な海まんが生まれてくるのが理想。」

宮崎さんが話した一言です。

皮を頬張れば、釜石がまるごと包まれているこの海まん。

その中身は餡の形をした無言のメッセージで、それが中華まんじゅうの形となっているんだと感じます。

だからこそ、アツアツのうちが食べごろですし、食べた人をアツアツにするものでもあります。

海の幸と町の粋がたっぷり詰まったこの海まん。いつから手に入るかといえば…

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明後日、三越伊勢丹新宿店で店頭デビュー!皆さんもアツアツを頬張ってみてください!!

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家/復興庁「専門家派遣集中支援事業」登録専門家 地域食材・食文化をテーマにした商品開発や地域活性事業の企画・運営、取材、執筆、撮影、講演活動、地域メディア・ソーシャルメディア運営アドバイザー。人×食×地域の繋がりを強くする取組みをしています。プロフィールやお問い合わせは下のリンクから。
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