中板橋・石神井川の桜を眺めた後は、「1 ROOM COFFEE」のアイスアメリカーノとチーズケーキが恋しくなります。

30/03/2016東京,練馬区/豊島区/板橋区,カフェ/喫茶店,ひるたび・さんぽ

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東武東上線の中板橋で降りて、石神井川沿いの桜を見に来てみれば、全体的にはまだ五分咲きといったところ。

だからこそ、川沿いを歩きながら蕾が閉じた木々の中に、ピンク色に染まった木を見つけるとうれしくなるものです。

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そんな足で向かったのが、久しぶりの1ROOMCOFFEE。

レジカウンターの傍らにあるチョコレートマフィンを視界に入れつつメニューを見ていると、アイスの文字が恋しくなっていることに気がつきます。

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ということでアイスアメリカーノと、マフィンと悩んだ末にチーズケーキを注文しました。

一口目から広がるのは、エスプレッソの香りと苦味がしっかり溶けこんだ濃厚な味わい。時間が経って氷が溶け出しても、深煎りのグラマラスなコクがへこたれることはありません。

ただ、それ以上に驚きだったのが、お供のチーズケーキにフォークを入れた瞬間。

フォーク越しに伝わってきたのが、限りなくクリーミーなのに薄い膜で覆われているかのようなチーズ。チーズとクリームだけで作り出される絶妙な固さは、食べる前から人に勧めたくなるほどの衝撃でした。

口の中の温度で、今にも滑らかに溶けださんとする滑らかなチーズのコクと酸味が、ボトムのしっとりした口当たりと交われば、声としては小さく、でも心の中では大きな感嘆の声が出てしまいます。

離れたテーブルにいたお客さんが、「チーズケーキ、美味しいですよね」と、マスターに話しかけると、「桜の季節は、型一本分多く焼くんです。すぐに無くなっちゃうんですけどね」とのことで、チーズケーキは人気のアイテムみたいです。

「型一本分食べたら、飽きちゃいますよ」なんて、マスターは笑顔で言うのですが、この感覚を知ってしまったら、やっぱり誰だって一本食べたくなるものです。

著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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Posted by takapu