青森県弘前市・春の「しまや」で愉しむカツオとコゴミ、そして鶏の皮焼き。

 

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自分にとって「弘前に桜を見に行くこと」と「しまやで春の味を愉しむ」ことは同義語。

例年この時期は混雑するのですが、この日もカウンター席は時間差の予約がいっぱい。そういう時は奥から詰めて座りますが、ほぼ真ん中の席で腰を落ち着けることに。

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身欠きにしんの煮付けやイカの酢味噌和えといった、お馴染みの顔ぶれの横に並ぶ、色鮮やかなコゴミとボンナの姿。琺瑯バットは今日も季節を教えてくれます。

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「カツオのいいのがあるけど食べる?」と、おかみさんに声をかけられたら、注文しないわけにはいきません。

モチモチの歯ざわりの中から、酸味をまとった旨味が顔を覗かせます。

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ここからは小鉢の時間。

かすかな粘りと豊富な香りが溢れるコゴミの胡麻和え。春の訪れを告げる姫竹がたっぷり入った鶏肉と白滝の煮付け。そして、今回はツブ貝に変わってホタテが入った定番の凍み豆腐の煮付け。

いつだってこの美味しさに会えると笑顔になります。

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そして、このお店にしてちょっと珍しい料理だったのが鶏の皮焼き。

濁りなくすっきりした脂は鮮度の証。ネギの爽やかな香りとともに頬張り終えると、すぐに次の串が恋しくなりますが、お店も混み合ってきたので今日は早めに切り上げることに。

ところで、この時期の風物詩と言えばトゲクリガニやシャコの二大巨頭。ですが、今年は「数が少なかった」とのことで会えずに終わってしまいました。まぁ、これはお楽しみが来年まで伸びたということで。

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家
全国各地の伝承料理を中心とした、食材・食文化の魅力を伝えるコンテンツ制作や商品開発を通じて、人と地域の関係を深める食卓づくりをデザインしています。ウェブサイト「ホットサンドカフェ バウルー」「貝の王国 隠岐の島」や「百年食堂」も運営中。著作は「男と女のホットサンド」(フードユニット『やくみ』名義共著・グラフィック社)。詳しいプロフィールは下のリンクから。
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