【つけ麺R&B/埼玉県さいたま市与野】足腰の強い定番メニューと、豊富な季節限定メニューがあれば自然と行きつけになるものです。

03/09/2017埼玉,関東,ラーメン・ちゃんぽん,ひるベスト!!!

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2年に一度のペースで引越しをしている自分ですが、新天地で欠かせないのが、行きつけとなるラーメン屋さんを探すこと。

空っぽの胃袋を旨いスープとたっぷりの麺で満たす。毎日じゃないけど一ヶ月に一度は絶対に行きたい。そう思えるお店が自分の生活に欠かせません。

与野駅から徒歩2分、遠目に見えるつけ麺の看板と、黒看板に赤字で書かれたR&Bの屋号。さいたま市に住んでいる自分の行きつけはこのお店です。

お店に入って左側に姿を現すのは、食券機と大きなメニュー立て黒板。そこには看板メニューのつけ麺が数種類。他にも中華そば、まぜそば、そして季節限定メニュー。豊富に揃うラインナップにボタンを押す指が迷うのは仕方がありません。

まずは定番のつけ麺から!

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基本のつけ麺。ビルドアップされた麺はほんのりと茶色に染まり、つけ汁には丸鶏、鶏ガラ、豚骨、そして魚介スープを丁寧にブレンド。ここに角切りチャーシューやメンマが沈んでいます。麺をクミクミと噛めば小麦と魚の香りが広がり、トロリと滑らかでまろやかな旨味との組み合わせがたまりません。

つけ麺たるもの、ネギのようなスタンダードの薬味を絡めて啜るときのおいしさが一番大切と考えているのですが、奇をてらうことのない丁寧な作りに共感を覚えます。

目に鮮やかなまぜそばの決め手は黄身とタルタル!?

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そして、目に鮮やかなまぜそば。チャーシュー、メンマ、魚粉、フライドガーリック…たっぷりの麺に並ぶ具のレイアウトには一切のごちゃつきがなく、ど真ん中で輝くタマゴの黄身を中心に広がる姿がフォトジェニックです。

丼の底から濃厚に魚の旨味が効いたタレを混ぜ合わせて啜れば、麺の弾力と一緒に具の食感が組み合わさって、一口とて同じ食感がないのが面白いところ。

それをマイルドに整えるのがタマゴの黄身。更に後半戦で赤いレンゲに入ったタルタルソースを組み合わせると、重厚な味の中にコクと不思議なさっぱり感が生まれます。

器の中で魚の旨味が回遊する中華そば

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そして3つ目の定番・中華そば。

鶏や豚の動物系の旨味の下で、煮干しなどの魚が大量に回遊しているような旨味が土台になっているスープ。この中で四角い中太麺がゆったり泳いでいるので、引き上げた麺にたっぷりと旨味が絡んできます。

フライパンで香ばしくなったバラ肉のチャーシューが極太のボリュームを加え、味変用の柚子胡椒との相性も抜群。最後の一滴を飲み干してすぐ、また食べたくなる一杯です。

季節限定メニューが絶え間なく胃袋を掴みまくる!

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そんなお店の限定メニューは色々。例えば、冬場限定だった担々麺。一口で広がるのは濃厚な白胡麻のコク、丁寧に炒められた肉味噌の旨味と辛さの変化が楽しく、寒さも手伝ってかスープを飲む手が止まりません。

この味を一層膨らませる足し算は山椒油。爽やかな辛さと香りが重厚でまろやかな辛さと混ざりあえば、身体はすぐに次の一口を欲します。 で、一滴残さずスープを飲み干すことに。思えば、これがこのお店との出会いでした。

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こちらは5月に食べたスパイスカレーつけ麺。トマトの酸味と香りが効いたつけ汁の中には、定番の具がゴロゴロと。メンマとカレー味の相性っていいもんだなぁ…と教えてくれます。

夏を迎える前の心地よい暑さの中、つけ汁に現金で追加できるライスを投入して、粉チーズをまぶして…なんて思いつつ、結局そのまま飲み干してしまったことに驚かされます。シャキシャキの玉ねぎって、こういうときに強く存在感を放つものですね。

更に胃袋をギュッと掴んだのが汁なし担々麺。身体じゅうに刺激が走る爽快感、すごかったんです。

【つけ麺R&B/埼玉県さいたま市与野】この辛さ加減が欲しかった!!ワシワシ太麺の汁なし担々麺 | ひるどき日本ランチ日記
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自分にとって飽きないお店って、定番味の足腰が強く限定ものにしっかり遊びのセンスが活きたお店。だから定番も限定ものも食べたくなるんです。

そんなお店がテイクアウトをスタート。自宅や会社でこの味が楽しめるなんて嬉しすぎます。

【つけ麺R&B/埼玉県さいたま市与野】たっぷり太麺と特製持ち帰りつけ汁がセットになった、テイクアウトのつけ麺 | ひるどき日本ランチ日記
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著者プロフィール

takapu

ごはんフォトグラファー/Local-Fooddesign代表
食にまつわる各種コンテンツ制作(フォトグラファー、エディター、フードライター、インタビュー)、商品開発・リニューアル提案、PRツール・ロゴ制作などを手掛けます。
創業75年以上の老舗食堂を紹介するウェブサイト百年食堂の制作・運営もしています。
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