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【兵庫県神戸市】1カン70円スタート!財布に優しくお腹はしっかり、そんな新開地の顔が『源八寿し』

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ファミコン世代にとって、この町の名前を聞いて頭に浮かぶのは『たけしの挑戦状』のカラオケ。『あめのしんかいち』をツーコンのマイク片手に歌ったこともあった自分が、神戸の達人の案内でグリル一平を訪れたのは今から11年前のこと(昔のブログ記事って恥ずかしいですね…)。

神戸・「神戸突撃隊!」その2 ~新開地・グリル一平 「マカロニ・イタリアン」と「スパゲティ・イタリアン」(各900円)~ | ひるどき日本ランチ日記
 このシリーズは、神戸の町と旨いものと兵庫のカキを、「神戸っ子ゴハン」の早坂さまプロデュースで、食べまくったシリーズです。 その1 ~新開地・トシヤ 「そば焼」と「うどん焼」(各500円)~ そば焼とうどん焼を食べ終えて、10分後にたどり着いたのは、同じく新開地にある洋食屋さん。2階までしか上がらない謎のエレベーターに乗り込んで、店内に入りテーブルを確保する。 ここで注文したのは、お店の名物料理である、マカロニウェスタンならぬ、マカロニイタリアンとスパゲティイタリアン。「炭水化物ばかりじゃねぇか」的な突っ込みは甘んじて受けることに。 早坂夫妻が注文したバヤリースをきっかけに、プラッシーとの違いについて談義を交わしていると、グツグツと鉄板の上でソースが焼ける香りが近づいてきた。 ・マカロニイタリアン ・スパゲティイタリアン 色的にはほとんど違いがないのだが、特長としては、マカロニはドミグラスベースのソースが、イタリアンはトマトベースのソースがそれぞれ絡んでおり、両者の仕上げとして地鶏の卵がポトンと置かれていること。 マカロニには熱々のソースが大量に絡まり、更に鉄板で熱せられた状態で口に運ぶので、最初の一口は上顎に刺激が走り、しばらく無用な無言空間となる。 ずっと熱が入りっぱなしの状態でありながらも、グニュグニュとしたマカロニの食感には、最後の一点で妥協しない程度の固さがある。野菜がしっかりと使われたドミグラスソースは、濃厚かつ「これ、ごはんに乗せたい」的な主食の味としても十二分。 また、卵を混ぜて食べることで、ドミグラスの重厚な味が薄皮で包まれたように、マイルドな味に変化する。白身と一緒ならあっさりとした味に、黄身と一緒なら丸くやわらかな味に。卵の味がしっかりとしているので、味の変化も比例して展開する。 一方のスパゲティイタリアン、マカロニは中にソースが絡まってない部分があるので、噛んでいるうちに徐々に中和される感があるのだが、こちらは表面にしっかりと絡まったトマトソースの酸味と旨みが、最初から最後まで持続する。 また、酸味によって多少味がさっぱり感じる分だけ、ひき肉やグリンピースの味が機能しやすく、同時に卵の味もマカロニと比べて、足し算的要素を強く発揮する。「ごはんに乗せずに単品で食べる」という意味では、こちらのほうが入りやすいか。

干支がほぼ一回りするほど久しぶりに訪れた町を自分のペースで歩いて、「こんな感じだったんだ…」と新鮮な景色を記憶に落とし込みつつ、町の中心街・新開地商店街の入口に見えたのは、大きな波と共に壁に描かれた源八寿しの文字。

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ギザギザ加工が施された70円に心を惹かれ、ランチタイムのにぎり盛り合わせに赤出しがついて500円という文字を見れば、もうお店に入るしかありません。

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注文したランチセットを職人さんが握る間にメニューを目で追えば、たいの皮の文字に一瞬目が止まりつつ、確かに70円から始まるラインナップに心が踊ります。回転寿司が増えるに連れて町のお寿司屋さんを見かけなくなったなぁ…と感じる中、明朗会計なことも含めてこういったお店の存在って嬉しくなりますよね。

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さぁ、お目見えしました。これで500円ですか…!にぎり8貫にかっぱ巻き。70円と思えないイカを皮切りに鮮度バツグンのマグロや白身、仕事の効いた穴子にタコにと、ネタシャリ大きめの満腹スタイルで舌を喜ばせてくれます。

食べていて思い出したのは、20年ぐらい前に有楽町マリオンの裏手にあった小さなお寿司屋さん。まだ公務員だった時代に1.5人前を食べるのが贅沢でした。

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赤だしの中には魚のアラがたっぷり。三つ葉の香りと爽快感に乗って魚の旨味が溶け込んだお椀を口にすれば、なんとも心が落ち着くもの。

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この時点で腹9分ぐらいだったのですが、追加でサバを2貫だけ。いやぁ…大満足です。

お店の眼前にあるラウンドワンは、かつてこの町のシンボルだった劇場・聚楽館の跡地に建つもの。一方、ここから歩いてすぐの場所には上方落語の定席『喜楽館』がオープン予定。浅草と並ぶかつての歓楽街としての賑わいが再生しつつある新開地ですが、実はこのお店の若旦那が上方落語協会に手紙を送ったのが喜楽館建設のきっかけ。きっと、にぎりには町を愛する気持ちも込められているんでしょうね。

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takapu

ローカルフードデザイナー/伝承料理研究家 食や旅をテーマにした商品開発や既成品リノベーションを始め、コンテンツ企画、取材・執筆・撮影、PRツール制作、漫画原作、講演、事業所の強みづくりコンサルティングを手がけています。 これまでの商品・コンテンツ制作実績等のプロフィールや、お仕事に関するお問い合わせは、下のリンクからお願いいたします。

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